空港は海外に出かけるときに利用するだけなので、本当にたまにしか行かないのだけれど、好きなんだな。
遠い国へと飛び立つ前の昂揚感であったり、愛する人との別れであったり、とにかくいろんな国の人がたくさん集まる場所だけに、いろんな物語が生まれそうでとっても興味を惹かれる場所である。
空港と言って思い出すのは「ラブ・アクチュアリー」の冒頭とラストのシーンに出てくるイギリスのヒースロー空港の情景だ。
私は、あのシーンを観ると何故か毎回泣いてしまう。
家族や恋人同士が笑顔で抱き合う情景は見ているだけで幸せな気分になれる。
にもかかわらず涙が溢れるのは自分でも不可解なのだが。

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スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演というゴールデン・コンビによる3本目の作品。東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに・・・。
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トム・ハンクスは「フォレスト・ガンプ」以来好きな俳優で、なぜかわからないが、この人の映画だと安心して観ていられるって感じがする。
この映画の中ではクラコウジアという架空の国の人間で英語がわからない男を演じていますが、意志疎通がはかれないがためのもどかしさや、おかしさをうま〜く演じてます。トム・ハンクスはこういう誠実ないい人役がしっくりくる。こちらの勝手なイメージなのかもしれないが。でも、実際にトム・ハンクスは撮影現場でもスタッフのひとりひとりに挨拶して回ったりして、ものすごく評判がいいらしいです。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズはずっと制服姿だったせいもあるけれど髪型もフライトアテンダントらしく、全体的にとてもシックな感じでした。
いつものどちらかというと悪女的な役とは違って、サラッと女らしく、しかもかわいらしい女性を演じてました。すごく好感持てたなぁ。

空港職員に恋している機内食搬送係役?でディエゴ・ルナが出ていたけれど、あのヒゲは一体なんだろう?あのかわいい顔にはあまり似合わなかったです。
あと、空港内の清掃係のグプタ役で出てるのがクマール・パナーラ。
って誰?と思われるでしょうが、
この人は「ザ・ロイヤルテネンバウムス」(私のお気に入り映画のひとつ)に
ジーン・ハックマンの友達役として出ていたんです。
久しぶりに、あの訛った英語を聞いて、嬉しくなってしまった。
あの独特の雰囲気。演技してないところがいい感じです。(笑)

スタンリー・トゥッチは相変わらずいい味だしてました。
あの、エンドウマメのような顔でいぢわるな役、ピッタリ。
保身に走るとたいていああいうことになるんだわね。

ビクターがアメリカに入国拒否されてから、空港の中で待つと決めて
一体どうやってサバイバルして生きていくか?というところに興味が
集まるのだけれど、ひとつひとつのエピソードが微笑ましいのだなぁ。
トム・ハンクスだからねぇ。
いや、安心して観ていられるってことは良いことだ、きっと。
最後に明かされるピーナツ缶の謎は謎というほどのものでもなかったように思えるけれどね。確かに美しい話ではあるけれどね。
問題は約束をいかにして果たすか?ということだから、それはどうでもよいことなのかもね。
トム・ハンクス好きには十分楽しめる作品でありました。
ほのぼの気分になりたい人にはおすすめ。

コメント

nophoto
Bubby
2013年3月1日1:52

Is that really all there is to it because that’d be flbaebrgasting.

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