イン・ハー・シューズ
以前、「エリザベスタウン」か「イン・ハー・シューズ」を観るか?
で迷わず(でもないか)「エリザベスタウン」を選択して、後悔した私。
そのうち、「イン・ハー・シューズ」を観るぞ!と思っていたものの、
いつもいくシネコンで昼間しか上映しなくなり、このままじゃ観ないで終わりそう・・・と思った矢先に上映時間がレイトショーに切り替わったので
即観に行きました。

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仕事にも就かず怠惰な生活を送るマギーは身勝手な性格から姉ローズに見放され、家を出るはめに。行く当てに困ったマギーは、それまで存在さえ知らなかった、フロリダに住む祖母エラのもとへ向かう。
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キャメロン・ディアスとトニー・コレットが演じる姉妹は、
当然トニーがお姉さんでキャメロンが妹。
私の持っているイメージ通りなんだけれど、実はこの二人同じ年
なんだってね。見えなーい!
トニー・コレットの方がキャメロンよりかなりお姉さんだと思っていた。
「シックス・センス」でのハーレイ・ジョエル・オスメントの母親役が印象深かったせいかな?
それにひきかえ、キャメロン・ディアスは「メリーに首ったけ」だの
「チャーリーズエンジェル」だのいわゆるひとつの”かるーい女の子”役が多いからね・・・。

しかし、彼女も”女の子”というのもちょっと無理がある年齢・・・になってきましたね。
今回の映画のマギー同様に、そろそろ難しい年齢に差し掛かってきたなって
感じがします。今までは若さでなんとかやってこれたが、ここから先は
そういう若さで勝負もできなくなるし、かと言って母親っていうイメージでもないし、年齢的にも早い。
今回の作品はちょっと転機になるのかな?今後はこういう路線の作品に
どんどん出演するのかしら?次回作はなんだかわかりませんが・・・。

と思って調べてみたら、「シュレック3」(まだやるか?)のあと
「Holiday」っていう作品で、これもコメディーでんがな!!
出演:ジャック・ブラック、キャメロン・ディアズ、
   ケイト・ウィンストレット(!好き、この人)
監督:ナンシー・メイヤーズ
ナンシー・メイヤーズって、誰だっけ?と思ったら
「恋愛適齢期」の監督でしたわ。
うーーーーん、なんかねぇ。どうなんでしょうねぇ。
このキャスティングは面白そうな気もするし、観てみたいかも・・・。
しかし、キャメロンはずっとコメディーで行くつもりなの?いいの?

反対にトニー・コレットは、イメージが定着してないし、演技もうまいので
これからもいろんな役やれそう。

話がだいぶ横道にそれましたが、
「イン・ハー・シューズ」は良かったです。
この映画、codomo的にはおすすめです。

家族って遠慮がないから、ケンカをするとこれでもかっ!って言うくらいに
言葉をぶつけて相手をものすごく傷つけてしまうことがある。
私も昔は自分の家族に対してそうだったと思う。
だから、私にもマギーとローズの姉妹のケンカは理解できる。
ローズは本当にハラワタが煮えくりかえるくらいに頭にキテるのに、もう絶対許すもんか!と思ってるのに
 「絶対許せないはずなのに、やっぱり許してしまう」

私だったら許せないぞ!と思うようなことも結局、ローズは許してしまう。
やっぱりお姉さんだしね。母親のエピソードについてのシーンもお姉さんらしい気配りで、妹のマギーに不安を与えないようにしていたっていう話があって
私はそういう話によわーい。後半は結構ホロッとウルウルってくることが多かった。
私は自分も二人姉妹の姉であるがゆえ、やはり全編を通してローズの視点で映画を観ていた。
妹を受け入れながらも、最後には爆発して出て行って!と怒鳴ってしまうところや、いいカンジだった同じ事務所の上司との恋愛がうまくいかなくて、スパッと事務所を辞めて、いきなりドッグウォーカーという全く違う分野の仕事に転身してしまうところなんかを見ていると、状況は違うけれど自分を見ているような気がしてました。
なーんか、妙に潔いところに親近感を覚えました。(笑)

人にはそれぞれ、長所と短所がある。
それは仕方のないことだ。
仕方ないというか、当たり前のことだと思う。
誰もパーフェクトな人間はいない。
その不完全である自分を持て余し、開き直って、ただ甘やかして、
自堕落に生きるか?
または自分を否定して貶めることで、言い訳しながら生きるのか?

だけど、誰でもが変わりたい!と決意して行動すれば変われるのだ。
心の持ちようでこんな風に変われる人間って素晴らしい、と思う。
マギーが祖母のエラ(シャーリー・マクレーン)のもとで仕事を手伝い、
眼の見えない老人に乞われて本の音読をするチャレンジングなシーンは
私の好きなシーンのひとつだ。

また、ローズが弁護士事務所を辞めて、ドッグウォーカーの仕事を
はじめてから、元同僚のサイモンと再会して恋に落ち、いきいきとした
女性に変わって行く過程は観ていて嬉しくなった。
恋をして、愛されることによって自分に自信が持てるようになると
人は変われるのだな、と改めて恋することの素晴らしさと大切さを
しみじみと感じた。

行き詰まっている人、現状を打開したい人が観るといいかもしれない。
久しぶりにこういう映画を観れて良かったな〜というカンジ。

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