ヴェニスの商人 〜The Marchant of Venice〜
今週は新作で観たいものも特になく、なんとなくポッカリ間があいた感じ。
いつものように下高井戸シネマにて鑑賞。

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ストーリー

1596年のヴェニス。
ヨーロッパの貿易の中枢として栄えたこの運河の街で、土地を持つことを許されないユダヤ人たちは、ゲットーの中に隔離される生活を余儀なくされ、金貸し業を営んでいた。シャイロック(アル・パチーノ)も、そんな金貸しのひとりだ。キリスト教徒の暴行の恐怖にさらされるユダヤ人たち。シャイロックも例外ではなく、顔見知りの貿易商アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)から、顔にツバをはきかけられる屈辱を味わう。

アントーニオの年下の親友バッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)は放蕩生活で財産を使い果たしてしまった。しかし、ベルモントに住む美しい女相続人ポーシャ(リン・コリンズ)に求婚するための資金を借りようと、アントーニオの元へやって来た。が、アントーニオの全財産は、いまは船の積荷となって、世界中の海に散らばっている。そこでアントーニオは、自分が保証人となり、シャイロックから金を借りることを提案。シャイロックは、3000ダカットもの大金を無利子で貸すことを承諾した。ただし、「3カ月の期限内に借金が返せなかったら、アントーニオの肉1ポンドを引き替えにもらう」という条件付きであった。常軌を逸したシャイロックの申し出に、アントーニオはたじろぐが、積荷が期限内に戻ると信じる彼は、バッサーニオの幸せのために、この条件を承諾した。

バッサー二オとポーシャ(リン・コリンズ)はめでたく結ばれることとなり、祝いの宴が盛大に催されているところへ,アントーニオの船がすべて沈没してしまった知らせが届く。

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原作:ウィリアム・シェイクスピア
監督,脚本:マイケル ラドフォード
キャスト:アル パチーノ
     ジェレミー アイアンズ
     ジョセフ ファインズ
     リン コリンズ
上映時間:138分

『ヴェニスの商人」
私はこのタイトルは知っていたが、原作を読んでいなかったので
恥ずかしながらストーリーを全く知らなかった。

とにかく、凄いの一言。

いろんな要素がそれこそギュッと詰まった映画。
ただ、ユダヤ人というだけで迫害を受け,
キリスト教信者たちの酷い仕打ちに耐え忍ぶしか
ないユダヤ人たち。
シャイロックのキリスト教徒に対する積年の恨みは
肉1ポンドを奪うことで晴らされようとしていた。
終盤の法廷シーンの息をのむ展開に、スクリーンに釘付け。
意外なドンデン返しにはシャイロック同様,言葉もなく唸るのみであった。
非常に見応えのある作品でした。おすすめです。
今週は寝ないで観れた。

しかし,よく出来ているなぁ。
原作が素晴らしいのは当然だが,
キャストもまさにピッタリで,ハマっていたと思う。
アル・パチーノはやっぱり迫力あるっていうか、
ヨレヨレのクタクタぶりが凄かったです。
ひとつ気になったのは、ジェレミー・アイアンズ扮する
アントーニオとバッサーニオの関係が・・・?
え?男同士で?アントーニオの目が危ない、と思っていたのは
私だけではないと思う。あの二人は・・・。
バッサーニオはしかも結婚するというのに。

あと、他の出演者でこの人どっかで観たことあるっ!!
と思って気になって気になってしばらく映画に集中できなくて困った。
途中で思い出したのだが、「ラブ・アクチュアリー」のおいぼれロッカー
のマネージャー役の人と、ウィスコンシン州に行って彼女を見つけて来た
男の子が出てました。だからといって別にどうってこともないんですが。

コメント

まりゅう
まりゅう
2006年2月26日0:38

参加歓迎です。2月中にアップしてくださいね。。

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