Brokeback Mountain その2
2006年3月16日 新作映画感想 コメント (1)
Brokeback Mountain を初日(3/4)のシネマライズで鑑賞。
普段はポスターやらパンフレットの類いは全く買わないのだけれど、
今回はUS版ポスターとパンフレットをしっかり購入。
フレーム買ってないのでまだポスター飾ってませんが。
劇場でしか手に入らないのかと思っていたらワイズ・ポリシーのサイトでも
購入できましたね。
***********************************
ストーリー
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。羊の放牧管理の仕事を得た20歳の青年イニスとジャックは、大自然の中でひと夏をともに過ごす。全くの初対面だったが、厳しいキャンプ生活のなか、お互いを助け合ううちに芽生えた不器用な二人の友情が、やがて男同士の許されない関係へと変化していくまでに、それほど時間はかからなかった。そんな彼等には決して優しくなかった時代に、二人は互いに伴侶を得、子供を授かりながらも、20年間もの間、密かに愛を育んでいく。しかし厳しい社会の現実が彼等の関係に影を落としはじめる。
監督:アン・リー
脚本:ダイアナ・オサナ
ラリー・マクマートリー
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー
ジェイク・ジレンホール
ミシェル・ウィリアムス
アン・ハサウェイ
上映時間:134分
2005年作品
***********************************
どこからどう書いたらいいのかよくわかりません。
なので、思い付いたことからつらつらと書いてみます。
だからちょっと支離滅裂な文章かもしれませんがご容赦下さい。
まずは、映像がとてもきれいでした。
舞台となったワイオミング州ブロークバック・マウンテンの自然が
とても美しくそれを観ているだけでも心洗われるようでした。
冒頭のシーンの(トレイラーでも流れていますが)白い雲と青い空が
とっても印象的です。そこに現れたイニスとジャック。
このふたりのキャスティングは大正解だと映像を観て納得でした。
私はジャック役のジェイクのファンなのだけれど、この映画ではイニス役の
ヒース・レジャーの演技にすっかり目が釘付け。
彼は非常に丁寧にイニスというカウボーイの寡黙で不器用な男を
話し方から動作、しぐさや目線でパーフェクトに演じていた。
彼の演技はまさに、イニスそのものであったと思う。
(アカデミーでオスカー穫れなかったのが本当に残念。)
また、ジャック役のジェイク・ジレンホールは無邪気で明るい
ジャックという愛くるしく繊細な青年を好演。
このふたりのケミストリーは最高だったと思う。
つくづく、奇跡のような映画だと思います。
ところで、この映画を紹介するときに用いられる「ゲイのカウボーイの話」
であるが、私は映画を観ているうちにこのふたりがゲイかどうかってことは
どうでもよくなり、ただただ、二人の愛の軌跡をそばで見守っていた、
という感じがする。
寡黙なイニスと陽気なジャック。
対照的な二人は気持ちの表現も対照的。
ストレートに自分の感情を表現する、自由奔放なジャックに対して、
イニスは常に自分の感情を押し殺している。
ジャックに対する自分の気持ちもどこかで否定しながら
(否定しきれないけれど)生きている。
この現実にどう対処したらいいのか?
ジャックを愛しながらもずっと迷い続けていたと思う。
そのイニスの苦悩が胸に突き刺さる。
自分ではどうすることもできない厳しい現実に立ち向かって
行くことができなかったイニス。
なんとかして愛する人と一緒にいたいと願っていたジャック。
いったいどうすれば一番良かったのだろうか??
それには、答えがないような気がする。
だから、救いがない。
でも、最後の最後でやっと自分の気持ちに素直になれて
ジャックを想って涙を流すイニスがいたように思います。
矛盾しているようですが、もしかしたら、彼の心の安息は
愛する人との別れによって実はやっと訪れたのかもしれないと思う。
彼は自分の家族といても、常に孤独な影がつきまとっているように
私には思えた。そういうイニスが可哀想で目が離せなくて、それでいて
見ていられないような相反する感情を抱いていた。
私は完全にイニスに感情を寄せて映画を観ていた。
彼の外見とは裏腹な、哀しげで弱い部分に何故か引かれていたの
かもしれない。
この映画を観た夜、サントラを聴きながら映画のシーンを思い出していたら
観た直後より、さらに深ーくジワジワと私の心の中にこの映画が
入り込んできて何故か涙が止まらなくなってしまった。
しばらくは、映画のことが頭から離れなくて、ちょっとCrazyな状態が
私の中で続いていました。
正直言って、私はこの映画ものすごく好きです。
まさかこんなに好きになるなんて・・・予想を遥かに超えていました。
自分でも驚いてます。
でもね、この前もちらっと書きましたが、一緒に鑑賞した友人は
「最後まで感情移入できなくて、とても冷めた目で観ていた」
という人だったので、私とは全く違う感想を持っていました。
ほかの人にも、この映画は映画館で観る価値あるの?と
聞かれましたが、私は正直わかりません。
男女のラブストーリーではないし、共感できる部分が
少ないのかもしれないです。
だから、万人向けではないのかもしれません。
しかし、だからといってこの映画がある特定の人たちだけにしか
理解できないってことはないと思う。
人を愛するということに男女の違いはないと思うから。
とは言うものの、映画はどの映画でもそうであるように、
観る人の経験や考え方によって感じかたが違うので、
これも答えはないのでしょうね。
土曜日から全国公開になります。
家の近くのシネコンでも上映されるので、また観て来ます♪
普段はポスターやらパンフレットの類いは全く買わないのだけれど、
今回はUS版ポスターとパンフレットをしっかり購入。
フレーム買ってないのでまだポスター飾ってませんが。
劇場でしか手に入らないのかと思っていたらワイズ・ポリシーのサイトでも
購入できましたね。
***********************************
ストーリー
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。羊の放牧管理の仕事を得た20歳の青年イニスとジャックは、大自然の中でひと夏をともに過ごす。全くの初対面だったが、厳しいキャンプ生活のなか、お互いを助け合ううちに芽生えた不器用な二人の友情が、やがて男同士の許されない関係へと変化していくまでに、それほど時間はかからなかった。そんな彼等には決して優しくなかった時代に、二人は互いに伴侶を得、子供を授かりながらも、20年間もの間、密かに愛を育んでいく。しかし厳しい社会の現実が彼等の関係に影を落としはじめる。
監督:アン・リー
脚本:ダイアナ・オサナ
ラリー・マクマートリー
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー
ジェイク・ジレンホール
ミシェル・ウィリアムス
アン・ハサウェイ
上映時間:134分
2005年作品
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どこからどう書いたらいいのかよくわかりません。
なので、思い付いたことからつらつらと書いてみます。
だからちょっと支離滅裂な文章かもしれませんがご容赦下さい。
まずは、映像がとてもきれいでした。
舞台となったワイオミング州ブロークバック・マウンテンの自然が
とても美しくそれを観ているだけでも心洗われるようでした。
冒頭のシーンの(トレイラーでも流れていますが)白い雲と青い空が
とっても印象的です。そこに現れたイニスとジャック。
このふたりのキャスティングは大正解だと映像を観て納得でした。
私はジャック役のジェイクのファンなのだけれど、この映画ではイニス役の
ヒース・レジャーの演技にすっかり目が釘付け。
彼は非常に丁寧にイニスというカウボーイの寡黙で不器用な男を
話し方から動作、しぐさや目線でパーフェクトに演じていた。
彼の演技はまさに、イニスそのものであったと思う。
(アカデミーでオスカー穫れなかったのが本当に残念。)
また、ジャック役のジェイク・ジレンホールは無邪気で明るい
ジャックという愛くるしく繊細な青年を好演。
このふたりのケミストリーは最高だったと思う。
つくづく、奇跡のような映画だと思います。
ところで、この映画を紹介するときに用いられる「ゲイのカウボーイの話」
であるが、私は映画を観ているうちにこのふたりがゲイかどうかってことは
どうでもよくなり、ただただ、二人の愛の軌跡をそばで見守っていた、
という感じがする。
寡黙なイニスと陽気なジャック。
対照的な二人は気持ちの表現も対照的。
ストレートに自分の感情を表現する、自由奔放なジャックに対して、
イニスは常に自分の感情を押し殺している。
ジャックに対する自分の気持ちもどこかで否定しながら
(否定しきれないけれど)生きている。
この現実にどう対処したらいいのか?
ジャックを愛しながらもずっと迷い続けていたと思う。
そのイニスの苦悩が胸に突き刺さる。
自分ではどうすることもできない厳しい現実に立ち向かって
行くことができなかったイニス。
なんとかして愛する人と一緒にいたいと願っていたジャック。
いったいどうすれば一番良かったのだろうか??
それには、答えがないような気がする。
だから、救いがない。
でも、最後の最後でやっと自分の気持ちに素直になれて
ジャックを想って涙を流すイニスがいたように思います。
矛盾しているようですが、もしかしたら、彼の心の安息は
愛する人との別れによって実はやっと訪れたのかもしれないと思う。
彼は自分の家族といても、常に孤独な影がつきまとっているように
私には思えた。そういうイニスが可哀想で目が離せなくて、それでいて
見ていられないような相反する感情を抱いていた。
私は完全にイニスに感情を寄せて映画を観ていた。
彼の外見とは裏腹な、哀しげで弱い部分に何故か引かれていたの
かもしれない。
この映画を観た夜、サントラを聴きながら映画のシーンを思い出していたら
観た直後より、さらに深ーくジワジワと私の心の中にこの映画が
入り込んできて何故か涙が止まらなくなってしまった。
しばらくは、映画のことが頭から離れなくて、ちょっとCrazyな状態が
私の中で続いていました。
正直言って、私はこの映画ものすごく好きです。
まさかこんなに好きになるなんて・・・予想を遥かに超えていました。
自分でも驚いてます。
でもね、この前もちらっと書きましたが、一緒に鑑賞した友人は
「最後まで感情移入できなくて、とても冷めた目で観ていた」
という人だったので、私とは全く違う感想を持っていました。
ほかの人にも、この映画は映画館で観る価値あるの?と
聞かれましたが、私は正直わかりません。
男女のラブストーリーではないし、共感できる部分が
少ないのかもしれないです。
だから、万人向けではないのかもしれません。
しかし、だからといってこの映画がある特定の人たちだけにしか
理解できないってことはないと思う。
人を愛するということに男女の違いはないと思うから。
とは言うものの、映画はどの映画でもそうであるように、
観る人の経験や考え方によって感じかたが違うので、
これも答えはないのでしょうね。
土曜日から全国公開になります。
家の近くのシネコンでも上映されるので、また観て来ます♪
コメント
先日はブログへご訪問の上、ご親切にコメントまでいただき
ありがとうございました!
ジェイク好き♪なお仲間が増えて嬉しい限りです!!
今後も彼がどんな役柄にチャレンジするのか楽しみです。
期待を込めてこれからも応援し続けていこうと思っています!!