ブラッド・ダイヤモンド〜Blood Diamond〜
鑑賞してからだいぶたってしまったのだけれど
(確か4月の終わり頃に観たハズ)
かなり忘れかけていたが、とても良い作品だったので
完全に忘れないうちに、書いておく。
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監督:エドワード・ズウイック
脚本:チャールズ・レビット
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、
   ジェニファー・コネリー
製作国:アメリカ 2006年
上映時間:143分

<ストーリー>
内戦が続くアフリカ。漁師のソロモンは反政府軍に捕まり、ダイヤの採掘場で働かされる。彼が隠した大粒のピンク・ダイヤの噂を聞きつけた密売人アーチャーは、バーで出会った女性記者マディーと共にソロモンに接触する。
***********************************私自身は、あまり宝石には興味ないし
あったらいいな〜きれいだな〜という
程度のものなのでダイヤのことはほとんど知らない。
しかし、あの美しい輝きをもつ石が、様々な人間を介して
消費者の手に渡るまでのあいだに、どれだけの血が
流されているのかを知ったら・・・
あの石は魔物だ!と思わずにはいられない。

この作品は、ある程度期待してはいたけれど、
期待していた以上に良かった。
今さらオスカーのことを言うのは何だが、
この作品は作品賞にノミネートされてもおかしくない
というか”されるべき”?作品だったと思う。
それに、ディカプリオも
「オスカーあげても良かったんじゃ?」
と思うくらいの熱演だった。
南アフリカ訛りの英語も役づくりも
文句なしに素晴らしかったと私は思う。

ジャイモン・フンスーも、実に実直な家族思いの
男を見事に演じてた。
演じてたというか彼が役そのもののように思えた。
父親の子供に対する愛情の深さに涙した。

それはそうと、アフリカの抱えている問題はなんと多いことか!
貧困、飢餓、内戦。
この作品は反政府組織が内戦に使用する銃器、武器購入
の資金源となるダイヤモンドを採掘し
(拉致した民間人に採掘させる)そのダイヤを密売人に売り、
利益を得ている。
反政府組織、密売人、宝石を売る会社の裏取り引きについて
追っているのが、ジェニファー・コネリー扮するジャーナリスト。
アンタッチャブルな部分に踏み入っていく、コネリーの熱意と
フンスーが扮する父親にディカプリオが引っ張られる形で
物語が進行していく。
物語の終盤は悲しいけれど、ラストは痛快。
ぜひ、観るべし。

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