プラダを着た悪魔 〜The Devil Wears Prada〜
2006年11月25日 新作映画感想
今月3本目の新作。(やっとだよ)
品川プリンスシネマで鑑賞。
20:30からの回だったからか?
お客さんは半分くらいでした。
女性同士が結構多かったかな?
******************************
監督:デビッド・フランケル
原作:ローレン・ワイズバーガー
脚本:
出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、
スタンリー・トゥッチ
<ストーリー>
ジャーナリスト志望でNYに来たアンディは、人気ファッション雑誌「RUNWAY」の編集長、ミランダのアシスタントに採用される。
しかし、”プラダを着た悪魔”と呼ばれるミランダから、次々と
無理難題を押し付けられる。
******************************
ファッション雑誌「ウ゛ォーグ」で女性編集長のアシスタントを
していた女性が、実体験をもとに書いたベストセラー小説を映画化
したものですが、この女性編集長のミランダを演じた
メリル・ストリープが最高にハマってます。
いかにも鬼編集長然とした、表情、しぐさ、話し方、視線、
すべてにおいて完璧になりきってて、
まー見てて気持ちが良かった。
あまり彼女のイメージではないと思ってたけれど、
こういう役もいけますね。
また、アン・ハサウェイはジャーナリスト志望アンディを
演じてるんだけど、全く知らない、興味もない
ファッション雑誌の面接を受けに来る。
普通その時点で採用されないと思うのですが、
なぜかミランダが彼女を採用。
後半で何故採用したか?って理由をアンディに話すんですが
これが、もーーきっつい。
しかも、あの顔で言われちゃうからね。(こわっ!)
いくら、ミランダの難しい要求に応えても、応えても
無理難題を押し付けられて、全然認めてくれない。
ぶち切れたアンディがもう辞めてやるっ!って
スタンリー・トゥッチ演じるナイジェルに訴えに行くんだけど、
そこでナイジェルにグサッとくる一言を言われる。
うーーーー。イタタタタ。
で、やっと覚悟を決めてファッショナブルに大変身した
アンディが、またカワイイ。
まさにファッション雑誌をめくるように次々と
いろんなスタイルを見せてくれた。
はぁぁ〜〜〜(溜息)やっぱり、着るものって大切よねぇぇ。
身に付けるもの、ヘアスタイルで全然印象が違う。
自分がどう見られたいか?自分はどういう人間か?
表現する方法ってたくさんあるけれど、
その中でもファッションって重要。
女である以上、ファッションはやっぱり大切にしたい。
と改めて思ったわたしでした。
いろんなファッションが観れるって聞いていたので
ガールズ・ムービーかな?って思っていたけれど
男性でも十分に楽しめると思うなぁ。
まぁ、ストーリーは王道いってて、わかっちゃいるけど〜
認めてくれていた、っていうのが分かった瞬間は
グッときてしまいましたよ、わたし。
(余談)
スーパーモデルのジゼル(ディカプリオの元カノ)が
第一アシスタントのエミリーの友達役で出てくるんだけど、
メガネかけて、髪の毛をアップにして、キュッとウエストが
シェイプされてるスーツを着こなして登場。
カ、カッコイイィ〜〜〜〜〜〜!!
上半身しか映ってなかったけど、足も見たかったな。
品川プリンスシネマで鑑賞。
20:30からの回だったからか?
お客さんは半分くらいでした。
女性同士が結構多かったかな?
******************************
監督:デビッド・フランケル
原作:ローレン・ワイズバーガー
脚本:
出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、
スタンリー・トゥッチ
<ストーリー>
ジャーナリスト志望でNYに来たアンディは、人気ファッション雑誌「RUNWAY」の編集長、ミランダのアシスタントに採用される。
しかし、”プラダを着た悪魔”と呼ばれるミランダから、次々と
無理難題を押し付けられる。
******************************
ファッション雑誌「ウ゛ォーグ」で女性編集長のアシスタントを
していた女性が、実体験をもとに書いたベストセラー小説を映画化
したものですが、この女性編集長のミランダを演じた
メリル・ストリープが最高にハマってます。
いかにも鬼編集長然とした、表情、しぐさ、話し方、視線、
すべてにおいて完璧になりきってて、
まー見てて気持ちが良かった。
あまり彼女のイメージではないと思ってたけれど、
こういう役もいけますね。
また、アン・ハサウェイはジャーナリスト志望アンディを
演じてるんだけど、全く知らない、興味もない
ファッション雑誌の面接を受けに来る。
普通その時点で採用されないと思うのですが、
なぜかミランダが彼女を採用。
後半で何故採用したか?って理由をアンディに話すんですが
これが、もーーきっつい。
しかも、あの顔で言われちゃうからね。(こわっ!)
いくら、ミランダの難しい要求に応えても、応えても
無理難題を押し付けられて、全然認めてくれない。
ぶち切れたアンディがもう辞めてやるっ!って
スタンリー・トゥッチ演じるナイジェルに訴えに行くんだけど、
そこでナイジェルにグサッとくる一言を言われる。
うーーーー。イタタタタ。
で、やっと覚悟を決めてファッショナブルに大変身した
アンディが、またカワイイ。
まさにファッション雑誌をめくるように次々と
いろんなスタイルを見せてくれた。
はぁぁ〜〜〜(溜息)やっぱり、着るものって大切よねぇぇ。
身に付けるもの、ヘアスタイルで全然印象が違う。
自分がどう見られたいか?自分はどういう人間か?
表現する方法ってたくさんあるけれど、
その中でもファッションって重要。
女である以上、ファッションはやっぱり大切にしたい。
と改めて思ったわたしでした。
いろんなファッションが観れるって聞いていたので
ガールズ・ムービーかな?って思っていたけれど
男性でも十分に楽しめると思うなぁ。
まぁ、ストーリーは王道いってて、わかっちゃいるけど〜
認めてくれていた、っていうのが分かった瞬間は
グッときてしまいましたよ、わたし。
(余談)
スーパーモデルのジゼル(ディカプリオの元カノ)が
第一アシスタントのエミリーの友達役で出てくるんだけど、
メガネかけて、髪の毛をアップにして、キュッとウエストが
シェイプされてるスーツを着こなして登場。
カ、カッコイイィ〜〜〜〜〜〜!!
上半身しか映ってなかったけど、足も見たかったな。
父親たちの星条旗〜Flags of Our Fathers〜
2006年11月19日 新作映画感想
今月に入って2本目。
やっとペースが少し戻って来た感じ。
久しぶりに有楽町に観に行った。
土曜日の夕方だったけれど、予想していたより
観客は少なめだったように思う。
年齢層は比較的高めかも?
***********************************
監督:クリント・イーストウッド
製作:スティーブン・スピルバーグほか
脚本:ポール・ハギス
出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ、バリー・ペッパー、ジェイミー・ベル
ポール・ウォーカー
製作国:アメリカ
上映時間:132分
<ストーリー>
太平洋戦争の末期、硫黄島では日米軍による戦闘が開始されようとしていた。
アメリカ軍は当初、5日もあれば硫黄島は落ちると目していたのだが、
その予想は外れ、日本軍を相手に36日間もの死闘を繰り広げることとなる。
*********************************
この物語の核となる、兵士が星条旗を掲げようとしている写真。
写真は絶え間なく流れている時間の、ほんの一瞬を
切り取ったものである。
あの1枚の写真が、新聞に掲載されるや、国をあげた
お祭り騒ぎに発展していってしまう。
戦場から帰国した兵士たちを「英雄」にまつりあげ
国債を売る為の広告塔として全国を行脚させ、
国債を売ってお金を集め、戦争を続けようとする人々。
3人の兵士の帰国後の様子と並行して、それぞれの兵士たち
の硫黄島での出来事や戦闘の回想が映し出される。
初めて知る事実に、いろいろ驚いた。
もともと、硫黄島の戦闘についても知らなかったし
あの写真のことも全く知らなかった。
戦争は、ずいぶんといろいろなことを引き起こすものだ。
ところで、硫黄島の戦いをアメリカ側の視点で描いたこの作品。
当然、彼らの敵は日本軍。
日本軍が彼らの見えないところから攻撃しているのを、
観客は日本軍の視線で見ている。
こういうシーンはあとから公開される「硫黄島からの手紙」
のシーンとリンクしていたりするのだろうか?と
ふと思ったりした。
いずれにしても来月公開になる日本側から描いた
「硫黄島からの手紙」を観るのが待ち遠しい。
ところでキャストのこと。
ライアン・フィリップ以外、誰が出演しているのか
観に行く前日までノーチェックでした。
ジェイミー・ベルが出演している
と知っていきなりウキウキ♪
「ビリー・エリオット」以来、彼のこと好きなんだけど
全然出演作観てなかったのです。大人になってたなぁ。
あと、バリー・ペッパーも結構良かったです。
続く「硫黄島からの手紙」も私の大好きな
伊原剛志が出ているので
とーっても楽しみです。
やっとペースが少し戻って来た感じ。
久しぶりに有楽町に観に行った。
土曜日の夕方だったけれど、予想していたより
観客は少なめだったように思う。
年齢層は比較的高めかも?
***********************************
監督:クリント・イーストウッド
製作:スティーブン・スピルバーグほか
脚本:ポール・ハギス
出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ、バリー・ペッパー、ジェイミー・ベル
ポール・ウォーカー
製作国:アメリカ
上映時間:132分
<ストーリー>
太平洋戦争の末期、硫黄島では日米軍による戦闘が開始されようとしていた。
アメリカ軍は当初、5日もあれば硫黄島は落ちると目していたのだが、
その予想は外れ、日本軍を相手に36日間もの死闘を繰り広げることとなる。
*********************************
この物語の核となる、兵士が星条旗を掲げようとしている写真。
写真は絶え間なく流れている時間の、ほんの一瞬を
切り取ったものである。
あの1枚の写真が、新聞に掲載されるや、国をあげた
お祭り騒ぎに発展していってしまう。
戦場から帰国した兵士たちを「英雄」にまつりあげ
国債を売る為の広告塔として全国を行脚させ、
国債を売ってお金を集め、戦争を続けようとする人々。
3人の兵士の帰国後の様子と並行して、それぞれの兵士たち
の硫黄島での出来事や戦闘の回想が映し出される。
初めて知る事実に、いろいろ驚いた。
もともと、硫黄島の戦闘についても知らなかったし
あの写真のことも全く知らなかった。
戦争は、ずいぶんといろいろなことを引き起こすものだ。
ところで、硫黄島の戦いをアメリカ側の視点で描いたこの作品。
当然、彼らの敵は日本軍。
日本軍が彼らの見えないところから攻撃しているのを、
観客は日本軍の視線で見ている。
こういうシーンはあとから公開される「硫黄島からの手紙」
のシーンとリンクしていたりするのだろうか?と
ふと思ったりした。
いずれにしても来月公開になる日本側から描いた
「硫黄島からの手紙」を観るのが待ち遠しい。
ところでキャストのこと。
ライアン・フィリップ以外、誰が出演しているのか
観に行く前日までノーチェックでした。
ジェイミー・ベルが出演している
と知っていきなりウキウキ♪
「ビリー・エリオット」以来、彼のこと好きなんだけど
全然出演作観てなかったのです。大人になってたなぁ。
あと、バリー・ペッパーも結構良かったです。
続く「硫黄島からの手紙」も私の大好きな
伊原剛志が出ているので
とーっても楽しみです。
ブラック・ダリア〜The BlackDahlia〜
2006年11月9日 新作映画感想
←US版のポスター。
この女性の横顔の写真は・・・恐い。
やっと観てきたブラック・ダリア。
水曜日のレディースデーだったけれど、館内ガラガラ。
ま、都内と違ってここはいつもそうですが。
プレミアスクリーンでの上映だったので、
とってもトクした気分。
***********************************
監督:ブライアン・デ・パルマ
原作:ジェイムズ・エルロイ
出演:ジョシュ・ハートネット スカーレット・ヨハンソン
アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク
<ストーリー>
LAの空き地で見つかった若い女性の死体。漆黒の髪、黒いドレス、腰から切断された彼女の死体は“ブラック・ダリア”と称された。2人の若い刑事が真相を追い求めるが、捜査線上に浮かび上がる謎に翻弄されてゆく。
***********************************
想像してたストーリーと全く違う展開だったので、
少々面くらった。しかも、ドンドン複雑になってきて
途中で混乱してしまった。
そこそこ楽しめたけれど、前半ダラダラしてて後半
一気にたたみかけるように急ぎ足?でストーリーが
展開したのと、そういうこと〜?そうなるの〜?
と、ちと納得がいかないのでした。
ま、いいんだけどね。
よくわかんないところもあったし、もう1回
観直したい気もする。
だけど、「世界一有名な死体」はグロかったです。
ううっ、ホントに気持ち悪かった。
この女性の横顔の写真は・・・恐い。
やっと観てきたブラック・ダリア。
水曜日のレディースデーだったけれど、館内ガラガラ。
ま、都内と違ってここはいつもそうですが。
プレミアスクリーンでの上映だったので、
とってもトクした気分。
***********************************
監督:ブライアン・デ・パルマ
原作:ジェイムズ・エルロイ
出演:ジョシュ・ハートネット スカーレット・ヨハンソン
アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク
<ストーリー>
LAの空き地で見つかった若い女性の死体。漆黒の髪、黒いドレス、腰から切断された彼女の死体は“ブラック・ダリア”と称された。2人の若い刑事が真相を追い求めるが、捜査線上に浮かび上がる謎に翻弄されてゆく。
***********************************
想像してたストーリーと全く違う展開だったので、
少々面くらった。しかも、ドンドン複雑になってきて
途中で混乱してしまった。
そこそこ楽しめたけれど、前半ダラダラしてて後半
一気にたたみかけるように急ぎ足?でストーリーが
展開したのと、そういうこと〜?そうなるの〜?
と、ちと納得がいかないのでした。
ま、いいんだけどね。
よくわかんないところもあったし、もう1回
観直したい気もする。
だけど、「世界一有名な死体」はグロかったです。
ううっ、ホントに気持ち悪かった。
40歳の童貞男〜The 40 Year Old Virgin〜
2006年9月10日 新作映画感想 コメント (4)
ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞。
ずっと楽しみにしていたこの映画。
都内で1館しか上映してないと知って、
どうしようかと迷ったけれど、やっぱり
大きいスクリーンで観たいっ!と思って
思いきって行って来ました。道連れをひとり連れて。
だって、チケット買うのに「40歳の童貞男1枚」って
女性が言うのもなんなので・・・。
***********************************
監督:ジャド・アバトウ
脚本・総指揮:スティーブ・カレル
出演:スティーブ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド、
ロマニー・マルコ、セス・ローゲン、レスリー・マン
<ストーリー>
フィギュア・コレクターの40男アンディーは、童貞だという秘密をふとしたことから職場の同僚に知られてしまう。同僚たちに後押しされてロスト・バージン作戦を繰り広げる彼は、子連れの美女トリシュにアタックを始める。
***********************************
アンディーの朝から映画は始まる。清く正しく、そして規則正しい生活をしている様子が伺える。アンディーは車を持っておらず、自転車で職場へ通勤。
(ここでひとつ疑問が。自転車に乗るときに片方の足のズボンだけをわざわざ靴下の下に入れていたのだけれど、あれは何故だろう?わからない。)
商品管理という地味な仕事をしていて、同僚ともちょっと話がかみ合わない。
ちょっと変わった人って感じだけれど、決して悪い人じゃない。
彼は彼で自分ひとりの生活を満喫しているって思えるし、充実した
毎日のように思える。
恋愛なんかしてると面倒だ。精力を吸い取られるだけだ。
アンディーお前は正しいよ。
とかなんとか言われちゃったりする。
しかし、それと童貞であることは全く別問題で、アンディーが
童貞だと知って、今までまともに話もしたことない同僚が
どうにかして”経験”をさせようと余計なおせっかいをして
くれるわけだけれど、最初はそういうアンディーが、
つまり40歳になっても経験がないフィギュア・コレクターの
”ヲタク”なアンディーがキモいと思ってしまうのだ。
まぁ、そりゃあそうだよな〜その年齢になるまで
何でだろう?っていう素朴な疑問。
「なんで今まで・・・?」
「最初はなんとか頑張ってみたけれど、うまくいかなくて。
それから何度かトライしたけど、どうしてもダメでそのうちに
どうでもよくなってきて・・・」
こんな話を聞いたら、ったく!だらしない!それでも男なのっ?
って怒鳴り飛ばしてしまいそうなところだけど、でも、
そういうこともあるかもしれないなと思ってしまう。
不思議なことに、物語が進むに連れてすっごいアンディーに
肩入れしている自分がいることに気が付く。
やる時はやるっ!っていう男らしいところもあるし、
心から応援したくなっちゃうんだよねぇ。このおじさんを。
しかし、これはコメディーなので笑えるシーンが満載である。
シモネタがたくさん出てくるし、面白いシーンはたくさんあるけど
ひとつあげるとしたら脱毛のシーン。
男だって、ちゃんと自分のケアをしなきゃいけないっつーことで
アンディーの立派な胸毛(これがすごい剛毛)を脱毛するために
みんなでサロンへ。
そこがまた変なところで、アジア人の女性が担当なのだけれど
半端なアジアンテイストの店でBGMには琴が流れていたりする。
脱毛ワックスを塗って、べリッとはがすのに、one ,two,three !とか
言ってたのに、途中から、いち、にい、さん!って。え?日本人?
(どうみても中国人っぽかったが)
しかし、あれは本当にやっているみたいで、ものすごーく痛そう。
はがしたあとが微妙に赤く腫れていたもん。
その痛みに耐えるためにメチャメチャ汚い言葉を吐きまくる
アンディーがまた笑えるのですが、あそこはスティーブ・カレルが
まさにカラダを張った演技で笑いをとってます。
それにしても、本当に痛そう。ううっ。(泣)
最終的にアンディーはお目当てのトリシュと交際することになって
そこからまた紆余曲折あるのだけれど、アンディーが最後にはかっこ良く
見えてくるから不思議なんだよね。
アンディーみたいな人がいたっていいじゃん?って思えてくる。
「遅くて何が悪い?」(ポスターに書いてある)
そうだそうだ!と思ってしまう自分がいる。
お下劣で、ホントにバカバカしいコメディーが好きな人なら
最高に楽しめると思う。アメリカン・パイみたいなああいう作品が
好きなら、きっと好きだと思う。
ちなみに私はこの映画大好きです。
ずっと楽しみにしていたこの映画。
都内で1館しか上映してないと知って、
どうしようかと迷ったけれど、やっぱり
大きいスクリーンで観たいっ!と思って
思いきって行って来ました。道連れをひとり連れて。
だって、チケット買うのに「40歳の童貞男1枚」って
女性が言うのもなんなので・・・。
***********************************
監督:ジャド・アバトウ
脚本・総指揮:スティーブ・カレル
出演:スティーブ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド、
ロマニー・マルコ、セス・ローゲン、レスリー・マン
<ストーリー>
フィギュア・コレクターの40男アンディーは、童貞だという秘密をふとしたことから職場の同僚に知られてしまう。同僚たちに後押しされてロスト・バージン作戦を繰り広げる彼は、子連れの美女トリシュにアタックを始める。
***********************************
アンディーの朝から映画は始まる。清く正しく、そして規則正しい生活をしている様子が伺える。アンディーは車を持っておらず、自転車で職場へ通勤。
(ここでひとつ疑問が。自転車に乗るときに片方の足のズボンだけをわざわざ靴下の下に入れていたのだけれど、あれは何故だろう?わからない。)
商品管理という地味な仕事をしていて、同僚ともちょっと話がかみ合わない。
ちょっと変わった人って感じだけれど、決して悪い人じゃない。
彼は彼で自分ひとりの生活を満喫しているって思えるし、充実した
毎日のように思える。
恋愛なんかしてると面倒だ。精力を吸い取られるだけだ。
アンディーお前は正しいよ。
とかなんとか言われちゃったりする。
しかし、それと童貞であることは全く別問題で、アンディーが
童貞だと知って、今までまともに話もしたことない同僚が
どうにかして”経験”をさせようと余計なおせっかいをして
くれるわけだけれど、最初はそういうアンディーが、
つまり40歳になっても経験がないフィギュア・コレクターの
”ヲタク”なアンディーがキモいと思ってしまうのだ。
まぁ、そりゃあそうだよな〜その年齢になるまで
何でだろう?っていう素朴な疑問。
「なんで今まで・・・?」
「最初はなんとか頑張ってみたけれど、うまくいかなくて。
それから何度かトライしたけど、どうしてもダメでそのうちに
どうでもよくなってきて・・・」
こんな話を聞いたら、ったく!だらしない!それでも男なのっ?
って怒鳴り飛ばしてしまいそうなところだけど、でも、
そういうこともあるかもしれないなと思ってしまう。
不思議なことに、物語が進むに連れてすっごいアンディーに
肩入れしている自分がいることに気が付く。
やる時はやるっ!っていう男らしいところもあるし、
心から応援したくなっちゃうんだよねぇ。このおじさんを。
しかし、これはコメディーなので笑えるシーンが満載である。
シモネタがたくさん出てくるし、面白いシーンはたくさんあるけど
ひとつあげるとしたら脱毛のシーン。
男だって、ちゃんと自分のケアをしなきゃいけないっつーことで
アンディーの立派な胸毛(これがすごい剛毛)を脱毛するために
みんなでサロンへ。
そこがまた変なところで、アジア人の女性が担当なのだけれど
半端なアジアンテイストの店でBGMには琴が流れていたりする。
脱毛ワックスを塗って、べリッとはがすのに、one ,two,three !とか
言ってたのに、途中から、いち、にい、さん!って。え?日本人?
(どうみても中国人っぽかったが)
しかし、あれは本当にやっているみたいで、ものすごーく痛そう。
はがしたあとが微妙に赤く腫れていたもん。
その痛みに耐えるためにメチャメチャ汚い言葉を吐きまくる
アンディーがまた笑えるのですが、あそこはスティーブ・カレルが
まさにカラダを張った演技で笑いをとってます。
それにしても、本当に痛そう。ううっ。(泣)
最終的にアンディーはお目当てのトリシュと交際することになって
そこからまた紆余曲折あるのだけれど、アンディーが最後にはかっこ良く
見えてくるから不思議なんだよね。
アンディーみたいな人がいたっていいじゃん?って思えてくる。
「遅くて何が悪い?」(ポスターに書いてある)
そうだそうだ!と思ってしまう自分がいる。
お下劣で、ホントにバカバカしいコメディーが好きな人なら
最高に楽しめると思う。アメリカン・パイみたいなああいう作品が
好きなら、きっと好きだと思う。
ちなみに私はこの映画大好きです。
近所のシネコンで鑑賞。金曜日だったけど、半分くらいだったかな?お客さんは。もっと混んでるかと思ってたけど、そうでもなくてちょっと拍子抜け。
***********************************
監督:本広克行 製作:亀山千広
脚本:戸田山雅司
撮影:佐光朗 出演:ユースケ・サンタマリア 、小西真奈美 、トータス松本、鈴木京香、
小日向文世 、木場勝己
上映時間:134分
製作国:日本
<ストーリー>
NYでスタンダップ・コメディアンとして成功すると豪語して 故郷をあとにしたうどん屋の息子の香助(ユースケ・サンタマリア)が夢破れて故郷の香川県に戻ってくるところから話は始まる。親友の勤める地元のタウン誌でおいしいさぬきうどんの店を紹介したところから、日本中を巻き込んだうどん大ブームが起こるが・・・。
***********************************
もっとコメディーコメディーした爆笑できる面白映画だと思って観に行ったのですが、結構、マジメな映画でした。お父さんとの確執の部分がね。
ずるいよなーと思いつつ、やはりほろっとしてしまって・・・。
でも、なかなか良かったです。
ただねーー途中で出てくるアニメ。なんだっけなー名前忘れたけど
あれが要らない。それがラストにつながってると言えばつながってるんだけど
あそこまで凝らなくてもなぁと。ちょっと長いと感じたかな。
本物のうどんやさんが多数出てくるので、一種ドキュメンタリーみたいな
感じもあって、この映画を観ると、うどんが食べたくなります。
スクリーンに写ったうどんを見ていると、うどんのだしのいい 匂いが鼻先を
くすぐるかのような錯覚に陥ります。
昨日のお昼にさぬきうどん食べたばかりだけど、また食べたい。
ところで、映画の中ではうどんはソウルフードと言っていますが、私のソウルフードは、やっぱりおにぎり。 鮭のおにぎりが一番好き。
子供の頃、梅干しが食べられなかったので、私のおにぎりの中身は鮭、タラコ、おかか、でした。
ところが、アメリカにいた頃は梅干しがやたらとおいしく感じて
クラスメイトの日本人の子に梅干し入りのおにぎりをもらってよく食べてたなぁぁ。 でも、それが日本に帰ってきたら、梅干しは全然食べない。
以前と同じように梅干しなんか見向きもしない。
食べてもおいしいとも思えないしね。何でですかね?
日本的な食事に餓えてると、嫌いだったものでもおいしく感じて
食べたくなってしまうんでしょうか?
でも、アメリカにいた頃私が一番食べたかったのは「焼き魚」
居酒屋にあるホッケとか、無性に食べたかったです。
そして、逆にアメリカにあるものでずっと食べたいと思ってるのがタコス。
デルタコのチキン入りタコスが食べたい。
***********************************
監督:本広克行 製作:亀山千広
脚本:戸田山雅司
撮影:佐光朗 出演:ユースケ・サンタマリア 、小西真奈美 、トータス松本、鈴木京香、
小日向文世 、木場勝己
上映時間:134分
製作国:日本
<ストーリー>
NYでスタンダップ・コメディアンとして成功すると豪語して 故郷をあとにしたうどん屋の息子の香助(ユースケ・サンタマリア)が夢破れて故郷の香川県に戻ってくるところから話は始まる。親友の勤める地元のタウン誌でおいしいさぬきうどんの店を紹介したところから、日本中を巻き込んだうどん大ブームが起こるが・・・。
***********************************
もっとコメディーコメディーした爆笑できる面白映画だと思って観に行ったのですが、結構、マジメな映画でした。お父さんとの確執の部分がね。
ずるいよなーと思いつつ、やはりほろっとしてしまって・・・。
でも、なかなか良かったです。
ただねーー途中で出てくるアニメ。なんだっけなー名前忘れたけど
あれが要らない。それがラストにつながってると言えばつながってるんだけど
あそこまで凝らなくてもなぁと。ちょっと長いと感じたかな。
本物のうどんやさんが多数出てくるので、一種ドキュメンタリーみたいな
感じもあって、この映画を観ると、うどんが食べたくなります。
スクリーンに写ったうどんを見ていると、うどんのだしのいい 匂いが鼻先を
くすぐるかのような錯覚に陥ります。
昨日のお昼にさぬきうどん食べたばかりだけど、また食べたい。
ところで、映画の中ではうどんはソウルフードと言っていますが、私のソウルフードは、やっぱりおにぎり。 鮭のおにぎりが一番好き。
子供の頃、梅干しが食べられなかったので、私のおにぎりの中身は鮭、タラコ、おかか、でした。
ところが、アメリカにいた頃は梅干しがやたらとおいしく感じて
クラスメイトの日本人の子に梅干し入りのおにぎりをもらってよく食べてたなぁぁ。 でも、それが日本に帰ってきたら、梅干しは全然食べない。
以前と同じように梅干しなんか見向きもしない。
食べてもおいしいとも思えないしね。何でですかね?
日本的な食事に餓えてると、嫌いだったものでもおいしく感じて
食べたくなってしまうんでしょうか?
でも、アメリカにいた頃私が一番食べたかったのは「焼き魚」
居酒屋にあるホッケとか、無性に食べたかったです。
そして、逆にアメリカにあるものでずっと食べたいと思ってるのがタコス。
デルタコのチキン入りタコスが食べたい。
ハードキャンディ〜Hard Candy〜
2006年8月22日 新作映画感想
久しぶりの新作映画鑑賞。
ようやく観てきました。
もしかしたら、これは観ないで終わっちゃうかも?と思ったが
BBM以来のシネマライズへ行ってまいりました。
***********************************
監督:デビッド・スレイド
脚本:ブライアン・ネルソン
撮影:ジョー・ウィレムズ
編集:アート・ジョーンズ
音楽:ハリー・エスコット
モリー・ナイマン
出演:パトリック・ウィルソン
エレン・ペイジ
サンドラ・オー
上映時間:103分
製作国:アメリカ
***********************************
賢くて、好奇心旺盛で天使のようにキュートな14歳のヘイリーと売れっ子
ファッション・フォトグラファーの32歳のジェフ。
2人は出会い系サイトのチャットで出逢い、3週間互いに自分のことを書き込んだ。チャットのやりとりがエキサイトし、とうとう2人は実際に会う約束をする。
ヘイリーを自宅に誘い込むことに成功したジェフは、彼女の作ったスクリュー・ドライバーを飲み、やがて倒れこんでしまう・・・。
***********************************
賢くて、好奇心旺盛で天使のようにキュートな14歳のヘイリーと売れっ子
ファッション・フォトグラファーの32歳のジェフ。
2人は出会い系サイトのチャットで出逢い、3週間互いに自分のことを書き込んだ。チャットのやりとりがエキサイトし、とうとう2人は実際に会う約束をする。
ヘイリーを自宅に誘い込むことに成功したジェフは、彼女の作ったスクリュー・ドライバーを飲み、やがて倒れこんでしまう・・・。
***********************************
監督が日本の「オヤジ狩り」「援助交際」という事件にインスパイアされて作られたというこの映画。しかし、この映画「オヤジ狩り」なんて甘いもんじゃありません。
金品盗られるだけなら、まだいい。
通常は、というか普通に考えてみて、14歳の少女と32歳の男がチャットで知り合いました。→実際に会いました。→会話もチャットと同じように弾みました。そして・・・男の家に行きました。
さて、この2人は男の家でどんなことになるでしょう?
普通は、男が少女を・・・ってところですが、この映画の場合は男が恐怖のあまり絶叫することになるわけです。
最初っから最後までほとんどふたりの会話のやりとりだけ。
恐怖をあおるための、音楽さえもない。
男は怯え、少女は家の中にあるはずの「何か」を探している。
男の感じている恐怖を考えたら(去勢される!)同情したくなってしまうのだけれど
心のどこかでちょっとだけ、いい気味!と思っている自分がいる。
普通だったら男にかなわないはずの少女が男を恐怖のどん底に陥れているわけだから
へへへ、ざまあみろ!とどうしても思ってしまう。
心理的に追いつめられ、恐怖のために気も狂わんばかりの男。
恐えぇぇ〜〜って思ったけれど・・・。よくよく考えたら
14歳の女の子が32歳の男を椅子に縛り付けたり、キッチンのテーブルに縛り付けたり、一体どうやってそんなことができるのだ?無理。
ま、そういうことは考えずに観ればいいんですけどね。
にしても、ラストはやはりちょっと納得いかない。
ようやく観てきました。
もしかしたら、これは観ないで終わっちゃうかも?と思ったが
BBM以来のシネマライズへ行ってまいりました。
***********************************
監督:デビッド・スレイド
脚本:ブライアン・ネルソン
撮影:ジョー・ウィレムズ
編集:アート・ジョーンズ
音楽:ハリー・エスコット
モリー・ナイマン
出演:パトリック・ウィルソン
エレン・ペイジ
サンドラ・オー
上映時間:103分
製作国:アメリカ
***********************************
賢くて、好奇心旺盛で天使のようにキュートな14歳のヘイリーと売れっ子
ファッション・フォトグラファーの32歳のジェフ。
2人は出会い系サイトのチャットで出逢い、3週間互いに自分のことを書き込んだ。チャットのやりとりがエキサイトし、とうとう2人は実際に会う約束をする。
ヘイリーを自宅に誘い込むことに成功したジェフは、彼女の作ったスクリュー・ドライバーを飲み、やがて倒れこんでしまう・・・。
***********************************
賢くて、好奇心旺盛で天使のようにキュートな14歳のヘイリーと売れっ子
ファッション・フォトグラファーの32歳のジェフ。
2人は出会い系サイトのチャットで出逢い、3週間互いに自分のことを書き込んだ。チャットのやりとりがエキサイトし、とうとう2人は実際に会う約束をする。
ヘイリーを自宅に誘い込むことに成功したジェフは、彼女の作ったスクリュー・ドライバーを飲み、やがて倒れこんでしまう・・・。
***********************************
監督が日本の「オヤジ狩り」「援助交際」という事件にインスパイアされて作られたというこの映画。しかし、この映画「オヤジ狩り」なんて甘いもんじゃありません。
金品盗られるだけなら、まだいい。
通常は、というか普通に考えてみて、14歳の少女と32歳の男がチャットで知り合いました。→実際に会いました。→会話もチャットと同じように弾みました。そして・・・男の家に行きました。
さて、この2人は男の家でどんなことになるでしょう?
普通は、男が少女を・・・ってところですが、この映画の場合は男が恐怖のあまり絶叫することになるわけです。
最初っから最後までほとんどふたりの会話のやりとりだけ。
恐怖をあおるための、音楽さえもない。
男は怯え、少女は家の中にあるはずの「何か」を探している。
男の感じている恐怖を考えたら(去勢される!)同情したくなってしまうのだけれど
心のどこかでちょっとだけ、いい気味!と思っている自分がいる。
普通だったら男にかなわないはずの少女が男を恐怖のどん底に陥れているわけだから
へへへ、ざまあみろ!とどうしても思ってしまう。
心理的に追いつめられ、恐怖のために気も狂わんばかりの男。
恐えぇぇ〜〜って思ったけれど・・・。よくよく考えたら
14歳の女の子が32歳の男を椅子に縛り付けたり、キッチンのテーブルに縛り付けたり、一体どうやってそんなことができるのだ?無理。
ま、そういうことは考えずに観ればいいんですけどね。
にしても、ラストはやはりちょっと納得いかない。
Limit Of Love 海猿
2006年6月26日 新作映画感想
最近、ドラマをとんと見なくなってしまったので
「海猿」についてはほとんど知識なし。
とりあえず、伊藤英明主演、加藤あいも出てて〜くらいは知っていた。
けど、そんだけ。ところが、ある時やたら海猿!海猿!と騒ぐ輩がおり
とりあえず、お付き合いで観に行ったわけです。
***********************************
監督:羽住英一郎
原作:佐藤秀峰
脚本:福田靖
音楽:佐藤直紀
出演:伊藤英明 加藤あい 時任三郎 佐藤隆太 大塚寧々 吹越満
石黒賢
製作国:日本 2006東宝
上映時間:118分
<ストーリー>
海上保安官の仙崎は潜水士となって早2年、いまは鹿児島で海難救助にあたっていた。ある日、鹿児島沖で620名もの乗客を乗せた大型フェリーが座礁。すさまじい早さで沈没してゆく船内には仙崎の彼女・環菜もいた。
***********************************
まず、私はこんな海難事故には絶対に遭いたくない!!
水の中にいて酸素が無くなるって筆舌しがたい恐怖である。
とりあえず、仙崎と環菜の結婚話があり、ふたりはちょっとした
ことからすれ違い、結婚話は白紙に戻される。
そういう状態のまま海難事故にあって仙崎は救助のため船に残される。
時々、テンポが悪いなぁと感じることがあって、少し長く感じたかな。
しかも、途中カメラがグルグル回りだしてしまい、
うーーーーーーん、クドイ!と思うところも、あったかな・・・。
それでもきちんとツボは押さえられていて、やっぱり泣いちゃいました。
いくら伊藤英明が鍛えてるからって、あの煙突のぼるのは
かなりきつかったろうなぁ。しかし、あの船かなり傾斜していたのに
煙突登る時は真上に見えたが何でだろう?私の見間違い?
ということを一緒に行った輩に質問したが、
奴はひとりで感動に浸っており思いきり流されてしまった。
ま、いいけどね。
「海猿」についてはほとんど知識なし。
とりあえず、伊藤英明主演、加藤あいも出てて〜くらいは知っていた。
けど、そんだけ。ところが、ある時やたら海猿!海猿!と騒ぐ輩がおり
とりあえず、お付き合いで観に行ったわけです。
***********************************
監督:羽住英一郎
原作:佐藤秀峰
脚本:福田靖
音楽:佐藤直紀
出演:伊藤英明 加藤あい 時任三郎 佐藤隆太 大塚寧々 吹越満
石黒賢
製作国:日本 2006東宝
上映時間:118分
<ストーリー>
海上保安官の仙崎は潜水士となって早2年、いまは鹿児島で海難救助にあたっていた。ある日、鹿児島沖で620名もの乗客を乗せた大型フェリーが座礁。すさまじい早さで沈没してゆく船内には仙崎の彼女・環菜もいた。
***********************************
まず、私はこんな海難事故には絶対に遭いたくない!!
水の中にいて酸素が無くなるって筆舌しがたい恐怖である。
とりあえず、仙崎と環菜の結婚話があり、ふたりはちょっとした
ことからすれ違い、結婚話は白紙に戻される。
そういう状態のまま海難事故にあって仙崎は救助のため船に残される。
時々、テンポが悪いなぁと感じることがあって、少し長く感じたかな。
しかも、途中カメラがグルグル回りだしてしまい、
うーーーーーーん、クドイ!と思うところも、あったかな・・・。
それでもきちんとツボは押さえられていて、やっぱり泣いちゃいました。
いくら伊藤英明が鍛えてるからって、あの煙突のぼるのは
かなりきつかったろうなぁ。しかし、あの船かなり傾斜していたのに
煙突登る時は真上に見えたが何でだろう?私の見間違い?
ということを一緒に行った輩に質問したが、
奴はひとりで感動に浸っており思いきり流されてしまった。
ま、いいけどね。
トランスポーター2〜Transporter 2〜
2006年6月20日 新作映画感想
私、主演のジェイソン大好き。私の理想の男性、と言っても過言ではないっ!何が好きって、あの声。もちろん、見た目も好きなのだけれど
もう、あの声はたまりません。
***********************************
監督:ルイ・レテリエ Louis Leterrier
製作:リュック・ベッソン Luc Besson
スティーヴ・チャスマン Steve Chasman
製作総指揮:テリー・ミラー Terry Miller
脚本:リュック・ベッソン Luc Besson
ロバート・マーク・ケイメン Robert Mark Kamen
撮影:ミッチェル・アムンドセン Mitchell Amundsen
音楽:アレクサンドル・アザリア Alexandre Azaria
武術指導:コリー・ユン Corey Yuen
出演:ジェイソン・ステイサム Jason Statham:フランク・マーティン
アレッサンドロ・ガスマン Alessandro Gassman:ジャンニ
アンバー・ヴァレッタ Amber Valletta:オードリー・ビリングス
ケイト・ノタ Kate Nauta:ローラ
マシュー・モディーン Matthew Modine:ジェファーソン・ビリングス
製作国:フランス/アメリカ
上映時間:88分
<ストーリー>
どんな依頼品でも正確に目的地へと送り届けるプロの運び屋を描くジェイソ 危険な仕事から足を洗い、コート・ダ・ジュールからアメリカのマイアミへと移ってきたフランク・マーティン。今は、裕福なビリングス家の6歳になる一人息子ジャックの送り迎えという仕事を受け持っていた。徐々にジャックとも打ち解けていき、平凡ながらも楽しく仕事をこなすフランク。そんな矢先、思いもよらない事件が起こる。2人の前に突如冷徹な女殺し屋が現われ、ジャックが奪われてしまうのだった。しかし、ジャックと引き割かれる間際、フランクは“必ず助け出す”と固く約束するのだった…。
***********************************
前作、トランスポーターについては、ビデオでチェック済み。
前作観てなくても全然楽しめます。
感想については後日。
今日はここまで。眠い。
もう、あの声はたまりません。
***********************************
監督:ルイ・レテリエ Louis Leterrier
製作:リュック・ベッソン Luc Besson
スティーヴ・チャスマン Steve Chasman
製作総指揮:テリー・ミラー Terry Miller
脚本:リュック・ベッソン Luc Besson
ロバート・マーク・ケイメン Robert Mark Kamen
撮影:ミッチェル・アムンドセン Mitchell Amundsen
音楽:アレクサンドル・アザリア Alexandre Azaria
武術指導:コリー・ユン Corey Yuen
出演:ジェイソン・ステイサム Jason Statham:フランク・マーティン
アレッサンドロ・ガスマン Alessandro Gassman:ジャンニ
アンバー・ヴァレッタ Amber Valletta:オードリー・ビリングス
ケイト・ノタ Kate Nauta:ローラ
マシュー・モディーン Matthew Modine:ジェファーソン・ビリングス
製作国:フランス/アメリカ
上映時間:88分
<ストーリー>
どんな依頼品でも正確に目的地へと送り届けるプロの運び屋を描くジェイソ 危険な仕事から足を洗い、コート・ダ・ジュールからアメリカのマイアミへと移ってきたフランク・マーティン。今は、裕福なビリングス家の6歳になる一人息子ジャックの送り迎えという仕事を受け持っていた。徐々にジャックとも打ち解けていき、平凡ながらも楽しく仕事をこなすフランク。そんな矢先、思いもよらない事件が起こる。2人の前に突如冷徹な女殺し屋が現われ、ジャックが奪われてしまうのだった。しかし、ジャックと引き割かれる間際、フランクは“必ず助け出す”と固く約束するのだった…。
***********************************
前作、トランスポーターについては、ビデオでチェック済み。
前作観てなくても全然楽しめます。
感想については後日。
今日はここまで。眠い。
5月に観た映画もう1本あったので書いておく。
私、最近はちょっと熱が冷めてしまいましたが、以前はしょっちゅう
代表の試合を観戦に行っていました。サッカー好きになったきっかけは
フランス大会の予選のときから。岡ちゃんが途中から監督になって
野人岡野のシュートでギリギリ出場が決まった試合ね。
今の前の前の大会ですね。なつかしーな。
ちなみに私は中田のファンです。
クールで頭の良いところが好き。
***********************************
監督:ダニー・キャノン Danny Cannon
原案:マイク・ジェフリーズ Mike Jefferies
脚本:マイク・ジェフリーズ Mike Jefferies
エイドリアン・ブッチャート Adrian Butchart
ディック・クレメント Dick Clement
イアン・ラ・フレネ Ian La Frenais
撮影:マイケル・バレット Michael Barrett
音楽:グレーム・レヴェル Graeme Revell
ジョエル・キャドバリー Joel Cadbury
出演:クノ・ベッカー Kuno Becker:サンティアゴ・ムネス
スティーヴン・ディレイン Stephen Dillane:グレン・フォイ
アンナ・フリエル Anna Friel:ロズ・ハーミソン
アレッサンドロ・ニヴォラ Alessandro Nivola:ガバン・ハリス
マーセル・ユーレス Marcel Iures:エリク・ドーンヘルム
ショーン・パートウィー Sean Pertwee:バリー・ランキン
トニー・プラナ Tony Plana:ハーマン・ムネス
ミリアム・コロン Miriam Colon:メルセデス
<ストーリー>
メキシコの貧しい家庭に生まれた少年サンティアゴ。家族と共に米国ロサンゼルスへと移住した彼は、次第に大好きなサッカーの才能を開花させていく。やがて20歳になったサンティアゴは、ニューカッスルのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身英国へと渡る。しかし、なんとかニューカッスルの練習生となったサンティアゴだったが、そんな彼の前には数々の試練が待ち受けていた…。
***********************************
話はものすごいベタです。(笑)
そんな上手い話があるかいっ!って突っ込みたくもなるんですが
何となく引き込まれて、ついつい観てしまい、涙しちゃったりして。
お父さんとのエピソードなんかは、あざといな〜と思いつつも号泣。
私的には結構楽しめました。
FIFA全面協力だけあって、試合のシーンは臨場感があって、
思わずうぉぉぉ〜〜サッカー観てぇ〜!と思ってしまいました。
ところで、主人公はホントにサッカー好きそうなフツー過ぎる男の子。
華がないのよね〜華が〜って何かのCMの台詞じゃないが、そう思いました。
あと、ベッカム、ジダン、ラウールなんか本物が出てるらしかったが
私には”そっくりさん”にしか見えなかったんだけど・・・。
パーティーのシーンでその3人に会うんだけれど、あれはそっくりさんでは?
ゴール2(というタイトルかどうかわからんが)ではレアルに移籍して
プレイするらしいから、そんときは本物が登場するんだろうけどねぇ。
私、最近はちょっと熱が冷めてしまいましたが、以前はしょっちゅう
代表の試合を観戦に行っていました。サッカー好きになったきっかけは
フランス大会の予選のときから。岡ちゃんが途中から監督になって
野人岡野のシュートでギリギリ出場が決まった試合ね。
今の前の前の大会ですね。なつかしーな。
ちなみに私は中田のファンです。
クールで頭の良いところが好き。
***********************************
監督:ダニー・キャノン Danny Cannon
原案:マイク・ジェフリーズ Mike Jefferies
脚本:マイク・ジェフリーズ Mike Jefferies
エイドリアン・ブッチャート Adrian Butchart
ディック・クレメント Dick Clement
イアン・ラ・フレネ Ian La Frenais
撮影:マイケル・バレット Michael Barrett
音楽:グレーム・レヴェル Graeme Revell
ジョエル・キャドバリー Joel Cadbury
出演:クノ・ベッカー Kuno Becker:サンティアゴ・ムネス
スティーヴン・ディレイン Stephen Dillane:グレン・フォイ
アンナ・フリエル Anna Friel:ロズ・ハーミソン
アレッサンドロ・ニヴォラ Alessandro Nivola:ガバン・ハリス
マーセル・ユーレス Marcel Iures:エリク・ドーンヘルム
ショーン・パートウィー Sean Pertwee:バリー・ランキン
トニー・プラナ Tony Plana:ハーマン・ムネス
ミリアム・コロン Miriam Colon:メルセデス
<ストーリー>
メキシコの貧しい家庭に生まれた少年サンティアゴ。家族と共に米国ロサンゼルスへと移住した彼は、次第に大好きなサッカーの才能を開花させていく。やがて20歳になったサンティアゴは、ニューカッスルのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身英国へと渡る。しかし、なんとかニューカッスルの練習生となったサンティアゴだったが、そんな彼の前には数々の試練が待ち受けていた…。
***********************************
話はものすごいベタです。(笑)
そんな上手い話があるかいっ!って突っ込みたくもなるんですが
何となく引き込まれて、ついつい観てしまい、涙しちゃったりして。
お父さんとのエピソードなんかは、あざといな〜と思いつつも号泣。
私的には結構楽しめました。
FIFA全面協力だけあって、試合のシーンは臨場感があって、
思わずうぉぉぉ〜〜サッカー観てぇ〜!と思ってしまいました。
ところで、主人公はホントにサッカー好きそうなフツー過ぎる男の子。
華がないのよね〜華が〜って何かのCMの台詞じゃないが、そう思いました。
あと、ベッカム、ジダン、ラウールなんか本物が出てるらしかったが
私には”そっくりさん”にしか見えなかったんだけど・・・。
パーティーのシーンでその3人に会うんだけれど、あれはそっくりさんでは?
ゴール2(というタイトルかどうかわからんが)ではレアルに移籍して
プレイするらしいから、そんときは本物が登場するんだろうけどねぇ。
プロデューサーズ〜The Producers〜
2006年4月13日 新作映画感想
苦手なミュージカル映画。
苦手というか、観ない。
何故苦手?何故観ない?
もともと舞台のものを何で映画にする?
と思っていたし、突然歌ったり踊ったりっていうのが
どうも馴染めない。変でしょう、どう考えても。
実は、以前観た「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がトラウマ?
あれはミュージカルとは違うかもしれないけれど、
あんな最高に暗い映画の途中でいきなり踊ったり、歌ったり
されて、ものすごく「置いていかれてる」感じがして、
どうしていいのかわかんなかった。
しかし、「プロデューサーズ」はコメディーだし・・・
で、思いきって?観に行ってみました。
***********************************
監督:スーザン・ストローマン
製作:メル・ブルックス、ジョナサン・サンガー
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
作詞作曲:メル・ブルクッス
撮影:ジョン・ヘイリー
キャスト:ネイサン・レイン Nathan Lane
マシュー・ブロデリック Matthew Broderick
ユマ・サーマン Uma Thurman
ウィル・フェレル Will Ferrell
ゲイリー・ビーチ Gary Beach
ロジャー・バート Roger Bart
製作国:アメリカ/2005年
上映時間:134分
<ストーリー>
落ち目のプロデューサーであるマックスと気弱な会計士レオ。彼らは打ち切り確実の最低最悪なミュージカルを上演して、余った製作費をネコババしようと企む。だが、予想に反して舞台は大ヒットしてしまう。
***********************************
ミュージカル映画苦手な私が観ました。
あの〜〜〜すっごく面白かったぁぁ!!
予想以上に楽しかったです。
マシュー・ブロデリックのあのヒステリー演技に口アングリ。
I can’t do it....笑える。
しかし、ネイサンはいいっ!ほんとあの下がりマユで困った表情がいいっ!
小さくて、ちょっと太めなのに動きは軽やか〜♪
ユマ・サーマンは抜群のスタイルでスウェディッシュのウーラをキュートに演じていたし、予想以上に役にハマってた。ウィル・フェレルもお約束通りの
キレた役で私は大満足。あの衣装、あのハト、あの踊り。クククッ。
しかし、私が一番大受けだったのは、ゲイの演出家の二人組。
それを演じていたのはゲイリー・ビーチとロジャー・バート。
(ふたりとも主にテレビでご活躍のようです。ロジャーは「Desperate Wives」に出演。)
彼らの最初の登場シーンから、もうおかしくて、おかしくて。
彼らが出てくると雰囲気が変わる。
軽やかで楽しくて、ずっと観ていたくなる。
あ〜〜なんて楽しいんだろう。
もういっかい観たいっ!というか、あの舞台を観たいっ!
あのキャストであの舞台を生で観た〜〜〜い!!
という感じで、なんかちょっと興奮気味で感想になっていませんが
面白かった。完全なエンターテイメント映画を観た気がする。
苦手というか、観ない。
何故苦手?何故観ない?
もともと舞台のものを何で映画にする?
と思っていたし、突然歌ったり踊ったりっていうのが
どうも馴染めない。変でしょう、どう考えても。
実は、以前観た「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がトラウマ?
あれはミュージカルとは違うかもしれないけれど、
あんな最高に暗い映画の途中でいきなり踊ったり、歌ったり
されて、ものすごく「置いていかれてる」感じがして、
どうしていいのかわかんなかった。
しかし、「プロデューサーズ」はコメディーだし・・・
で、思いきって?観に行ってみました。
***********************************
監督:スーザン・ストローマン
製作:メル・ブルックス、ジョナサン・サンガー
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
作詞作曲:メル・ブルクッス
撮影:ジョン・ヘイリー
キャスト:ネイサン・レイン Nathan Lane
マシュー・ブロデリック Matthew Broderick
ユマ・サーマン Uma Thurman
ウィル・フェレル Will Ferrell
ゲイリー・ビーチ Gary Beach
ロジャー・バート Roger Bart
製作国:アメリカ/2005年
上映時間:134分
<ストーリー>
落ち目のプロデューサーであるマックスと気弱な会計士レオ。彼らは打ち切り確実の最低最悪なミュージカルを上演して、余った製作費をネコババしようと企む。だが、予想に反して舞台は大ヒットしてしまう。
***********************************
ミュージカル映画苦手な私が観ました。
あの〜〜〜すっごく面白かったぁぁ!!
予想以上に楽しかったです。
マシュー・ブロデリックのあのヒステリー演技に口アングリ。
I can’t do it....笑える。
しかし、ネイサンはいいっ!ほんとあの下がりマユで困った表情がいいっ!
小さくて、ちょっと太めなのに動きは軽やか〜♪
ユマ・サーマンは抜群のスタイルでスウェディッシュのウーラをキュートに演じていたし、予想以上に役にハマってた。ウィル・フェレルもお約束通りの
キレた役で私は大満足。あの衣装、あのハト、あの踊り。クククッ。
しかし、私が一番大受けだったのは、ゲイの演出家の二人組。
それを演じていたのはゲイリー・ビーチとロジャー・バート。
(ふたりとも主にテレビでご活躍のようです。ロジャーは「Desperate Wives」に出演。)
彼らの最初の登場シーンから、もうおかしくて、おかしくて。
彼らが出てくると雰囲気が変わる。
軽やかで楽しくて、ずっと観ていたくなる。
あ〜〜なんて楽しいんだろう。
もういっかい観たいっ!というか、あの舞台を観たいっ!
あのキャストであの舞台を生で観た〜〜〜い!!
という感じで、なんかちょっと興奮気味で感想になっていませんが
面白かった。完全なエンターテイメント映画を観た気がする。
シリアナ〜Syriana〜
2006年3月19日 新作映画感想 コメント (2)
地味な映画ながらもなんとなく気になっており、ジョージ・クルーニーも助演男優賞受賞したしな〜と思って、昼間の上映だけになる前に・・・と思って
観てきました。
***********************************
ストーリー
べテランCIA工作員にアラブ某国の王位継承者暗殺指令が出る。一方、その国では、パキスタン人の出稼ぎ労働者がアメリカの石油会社からの解雇で途方に暮れ、エネルギー・アナリストは王室に入り込み、成功をつかもうとしていた。
監督:スティーブン・ギャガン
脚本:スティーブン・ギャガン
原作:ロバート・ベア「CIAは何をしていた?」
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デーモン、アマンダ・ピート
クリス・クーパー、ジェフリー・ライト
上映時間:128分
製作国:アメリカ 2005年
***********************************
製作総指揮にジョージ・クルーニーとスティーブン・ソダーバーグも名を連ねています。監督が「トラフィック」で脚本を担当していたと知って、ならば期待できるかも?と思って観てみたが・・・複雑というか内容が難しくて
ちょっと途中で混乱しました。(汗)
巨大企業の合併、アラブ某国の後継者問題、ヨーロッパ在住のエネルギーアナリスト、CIA、そしてパキスタン人の労働者。すべての話が同時進行なので
よーく観ていないとわけがわからなくなる・・・と思う。
自分達の目的を達成するためには手段を選ばないってことでCIA工作員役をジョージ・クルーニーが演じていて、ほんとにこんなことが実際に?と言うようなことも。恐ろしいです。
うーーん。
それにしても複雑で難しすぎてついていけない。(大汗)
面白いことは面白いのですが、感想という感想が書けないかも。
私はアラブ系の顔に弱いので覚えられずに困りました。
観てきました。
***********************************
ストーリー
べテランCIA工作員にアラブ某国の王位継承者暗殺指令が出る。一方、その国では、パキスタン人の出稼ぎ労働者がアメリカの石油会社からの解雇で途方に暮れ、エネルギー・アナリストは王室に入り込み、成功をつかもうとしていた。
監督:スティーブン・ギャガン
脚本:スティーブン・ギャガン
原作:ロバート・ベア「CIAは何をしていた?」
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デーモン、アマンダ・ピート
クリス・クーパー、ジェフリー・ライト
上映時間:128分
製作国:アメリカ 2005年
***********************************
製作総指揮にジョージ・クルーニーとスティーブン・ソダーバーグも名を連ねています。監督が「トラフィック」で脚本を担当していたと知って、ならば期待できるかも?と思って観てみたが・・・複雑というか内容が難しくて
ちょっと途中で混乱しました。(汗)
巨大企業の合併、アラブ某国の後継者問題、ヨーロッパ在住のエネルギーアナリスト、CIA、そしてパキスタン人の労働者。すべての話が同時進行なので
よーく観ていないとわけがわからなくなる・・・と思う。
自分達の目的を達成するためには手段を選ばないってことでCIA工作員役をジョージ・クルーニーが演じていて、ほんとにこんなことが実際に?と言うようなことも。恐ろしいです。
うーーん。
それにしても複雑で難しすぎてついていけない。(大汗)
面白いことは面白いのですが、感想という感想が書けないかも。
私はアラブ系の顔に弱いので覚えられずに困りました。
Brokeback Mountain その2
2006年3月16日 新作映画感想 コメント (1)
Brokeback Mountain を初日(3/4)のシネマライズで鑑賞。
普段はポスターやらパンフレットの類いは全く買わないのだけれど、
今回はUS版ポスターとパンフレットをしっかり購入。
フレーム買ってないのでまだポスター飾ってませんが。
劇場でしか手に入らないのかと思っていたらワイズ・ポリシーのサイトでも
購入できましたね。
***********************************
ストーリー
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。羊の放牧管理の仕事を得た20歳の青年イニスとジャックは、大自然の中でひと夏をともに過ごす。全くの初対面だったが、厳しいキャンプ生活のなか、お互いを助け合ううちに芽生えた不器用な二人の友情が、やがて男同士の許されない関係へと変化していくまでに、それほど時間はかからなかった。そんな彼等には決して優しくなかった時代に、二人は互いに伴侶を得、子供を授かりながらも、20年間もの間、密かに愛を育んでいく。しかし厳しい社会の現実が彼等の関係に影を落としはじめる。
監督:アン・リー
脚本:ダイアナ・オサナ
ラリー・マクマートリー
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー
ジェイク・ジレンホール
ミシェル・ウィリアムス
アン・ハサウェイ
上映時間:134分
2005年作品
***********************************
どこからどう書いたらいいのかよくわかりません。
なので、思い付いたことからつらつらと書いてみます。
だからちょっと支離滅裂な文章かもしれませんがご容赦下さい。
まずは、映像がとてもきれいでした。
舞台となったワイオミング州ブロークバック・マウンテンの自然が
とても美しくそれを観ているだけでも心洗われるようでした。
冒頭のシーンの(トレイラーでも流れていますが)白い雲と青い空が
とっても印象的です。そこに現れたイニスとジャック。
このふたりのキャスティングは大正解だと映像を観て納得でした。
私はジャック役のジェイクのファンなのだけれど、この映画ではイニス役の
ヒース・レジャーの演技にすっかり目が釘付け。
彼は非常に丁寧にイニスというカウボーイの寡黙で不器用な男を
話し方から動作、しぐさや目線でパーフェクトに演じていた。
彼の演技はまさに、イニスそのものであったと思う。
(アカデミーでオスカー穫れなかったのが本当に残念。)
また、ジャック役のジェイク・ジレンホールは無邪気で明るい
ジャックという愛くるしく繊細な青年を好演。
このふたりのケミストリーは最高だったと思う。
つくづく、奇跡のような映画だと思います。
ところで、この映画を紹介するときに用いられる「ゲイのカウボーイの話」
であるが、私は映画を観ているうちにこのふたりがゲイかどうかってことは
どうでもよくなり、ただただ、二人の愛の軌跡をそばで見守っていた、
という感じがする。
寡黙なイニスと陽気なジャック。
対照的な二人は気持ちの表現も対照的。
ストレートに自分の感情を表現する、自由奔放なジャックに対して、
イニスは常に自分の感情を押し殺している。
ジャックに対する自分の気持ちもどこかで否定しながら
(否定しきれないけれど)生きている。
この現実にどう対処したらいいのか?
ジャックを愛しながらもずっと迷い続けていたと思う。
そのイニスの苦悩が胸に突き刺さる。
自分ではどうすることもできない厳しい現実に立ち向かって
行くことができなかったイニス。
なんとかして愛する人と一緒にいたいと願っていたジャック。
いったいどうすれば一番良かったのだろうか??
それには、答えがないような気がする。
だから、救いがない。
でも、最後の最後でやっと自分の気持ちに素直になれて
ジャックを想って涙を流すイニスがいたように思います。
矛盾しているようですが、もしかしたら、彼の心の安息は
愛する人との別れによって実はやっと訪れたのかもしれないと思う。
彼は自分の家族といても、常に孤独な影がつきまとっているように
私には思えた。そういうイニスが可哀想で目が離せなくて、それでいて
見ていられないような相反する感情を抱いていた。
私は完全にイニスに感情を寄せて映画を観ていた。
彼の外見とは裏腹な、哀しげで弱い部分に何故か引かれていたの
かもしれない。
この映画を観た夜、サントラを聴きながら映画のシーンを思い出していたら
観た直後より、さらに深ーくジワジワと私の心の中にこの映画が
入り込んできて何故か涙が止まらなくなってしまった。
しばらくは、映画のことが頭から離れなくて、ちょっとCrazyな状態が
私の中で続いていました。
正直言って、私はこの映画ものすごく好きです。
まさかこんなに好きになるなんて・・・予想を遥かに超えていました。
自分でも驚いてます。
でもね、この前もちらっと書きましたが、一緒に鑑賞した友人は
「最後まで感情移入できなくて、とても冷めた目で観ていた」
という人だったので、私とは全く違う感想を持っていました。
ほかの人にも、この映画は映画館で観る価値あるの?と
聞かれましたが、私は正直わかりません。
男女のラブストーリーではないし、共感できる部分が
少ないのかもしれないです。
だから、万人向けではないのかもしれません。
しかし、だからといってこの映画がある特定の人たちだけにしか
理解できないってことはないと思う。
人を愛するということに男女の違いはないと思うから。
とは言うものの、映画はどの映画でもそうであるように、
観る人の経験や考え方によって感じかたが違うので、
これも答えはないのでしょうね。
土曜日から全国公開になります。
家の近くのシネコンでも上映されるので、また観て来ます♪
普段はポスターやらパンフレットの類いは全く買わないのだけれど、
今回はUS版ポスターとパンフレットをしっかり購入。
フレーム買ってないのでまだポスター飾ってませんが。
劇場でしか手に入らないのかと思っていたらワイズ・ポリシーのサイトでも
購入できましたね。
***********************************
ストーリー
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。羊の放牧管理の仕事を得た20歳の青年イニスとジャックは、大自然の中でひと夏をともに過ごす。全くの初対面だったが、厳しいキャンプ生活のなか、お互いを助け合ううちに芽生えた不器用な二人の友情が、やがて男同士の許されない関係へと変化していくまでに、それほど時間はかからなかった。そんな彼等には決して優しくなかった時代に、二人は互いに伴侶を得、子供を授かりながらも、20年間もの間、密かに愛を育んでいく。しかし厳しい社会の現実が彼等の関係に影を落としはじめる。
監督:アン・リー
脚本:ダイアナ・オサナ
ラリー・マクマートリー
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー
ジェイク・ジレンホール
ミシェル・ウィリアムス
アン・ハサウェイ
上映時間:134分
2005年作品
***********************************
どこからどう書いたらいいのかよくわかりません。
なので、思い付いたことからつらつらと書いてみます。
だからちょっと支離滅裂な文章かもしれませんがご容赦下さい。
まずは、映像がとてもきれいでした。
舞台となったワイオミング州ブロークバック・マウンテンの自然が
とても美しくそれを観ているだけでも心洗われるようでした。
冒頭のシーンの(トレイラーでも流れていますが)白い雲と青い空が
とっても印象的です。そこに現れたイニスとジャック。
このふたりのキャスティングは大正解だと映像を観て納得でした。
私はジャック役のジェイクのファンなのだけれど、この映画ではイニス役の
ヒース・レジャーの演技にすっかり目が釘付け。
彼は非常に丁寧にイニスというカウボーイの寡黙で不器用な男を
話し方から動作、しぐさや目線でパーフェクトに演じていた。
彼の演技はまさに、イニスそのものであったと思う。
(アカデミーでオスカー穫れなかったのが本当に残念。)
また、ジャック役のジェイク・ジレンホールは無邪気で明るい
ジャックという愛くるしく繊細な青年を好演。
このふたりのケミストリーは最高だったと思う。
つくづく、奇跡のような映画だと思います。
ところで、この映画を紹介するときに用いられる「ゲイのカウボーイの話」
であるが、私は映画を観ているうちにこのふたりがゲイかどうかってことは
どうでもよくなり、ただただ、二人の愛の軌跡をそばで見守っていた、
という感じがする。
寡黙なイニスと陽気なジャック。
対照的な二人は気持ちの表現も対照的。
ストレートに自分の感情を表現する、自由奔放なジャックに対して、
イニスは常に自分の感情を押し殺している。
ジャックに対する自分の気持ちもどこかで否定しながら
(否定しきれないけれど)生きている。
この現実にどう対処したらいいのか?
ジャックを愛しながらもずっと迷い続けていたと思う。
そのイニスの苦悩が胸に突き刺さる。
自分ではどうすることもできない厳しい現実に立ち向かって
行くことができなかったイニス。
なんとかして愛する人と一緒にいたいと願っていたジャック。
いったいどうすれば一番良かったのだろうか??
それには、答えがないような気がする。
だから、救いがない。
でも、最後の最後でやっと自分の気持ちに素直になれて
ジャックを想って涙を流すイニスがいたように思います。
矛盾しているようですが、もしかしたら、彼の心の安息は
愛する人との別れによって実はやっと訪れたのかもしれないと思う。
彼は自分の家族といても、常に孤独な影がつきまとっているように
私には思えた。そういうイニスが可哀想で目が離せなくて、それでいて
見ていられないような相反する感情を抱いていた。
私は完全にイニスに感情を寄せて映画を観ていた。
彼の外見とは裏腹な、哀しげで弱い部分に何故か引かれていたの
かもしれない。
この映画を観た夜、サントラを聴きながら映画のシーンを思い出していたら
観た直後より、さらに深ーくジワジワと私の心の中にこの映画が
入り込んできて何故か涙が止まらなくなってしまった。
しばらくは、映画のことが頭から離れなくて、ちょっとCrazyな状態が
私の中で続いていました。
正直言って、私はこの映画ものすごく好きです。
まさかこんなに好きになるなんて・・・予想を遥かに超えていました。
自分でも驚いてます。
でもね、この前もちらっと書きましたが、一緒に鑑賞した友人は
「最後まで感情移入できなくて、とても冷めた目で観ていた」
という人だったので、私とは全く違う感想を持っていました。
ほかの人にも、この映画は映画館で観る価値あるの?と
聞かれましたが、私は正直わかりません。
男女のラブストーリーではないし、共感できる部分が
少ないのかもしれないです。
だから、万人向けではないのかもしれません。
しかし、だからといってこの映画がある特定の人たちだけにしか
理解できないってことはないと思う。
人を愛するということに男女の違いはないと思うから。
とは言うものの、映画はどの映画でもそうであるように、
観る人の経験や考え方によって感じかたが違うので、
これも答えはないのでしょうね。
土曜日から全国公開になります。
家の近くのシネコンでも上映されるので、また観て来ます♪
Brokeback Mountain その1
2006年3月12日 新作映画感想
〜はじまりは リンクしていただいている秋林さんからの情報だった〜
この映画を語るうえでは秋林さんからの情報は無視できませんっ!本当に。
おそらく一番最初にこの映画の情報を知ったのは秋林さんの日記からだと
思います。さっき、ずっとさかのぼって調べたら初出し情報は9月7日。
この時の私の反応と言えば、
ヒース・レジャーは知ってるけどそれほど好きでもないし
ジェイク・ギレンホールにいたっては、え?誰っ?(ひゃ〜!)
という、ものすんごい鈍い反応だったのです。(苦笑)
ゲイのカウボーイの映画ぁ?ふぅ〜ん。アン・リー監督って
「グリーン・ディスティ二ー」の?へぇ〜なんていう感じ。
その後も、秋林さんの日記でたびたび目にするBBM情報。
ゲイの映画かーーどうなんだろうな〜でもちょっと観てみたいかも?
徐々に洗脳されていった感じです。
でも、一番大きかったのはジェイクがかわいかったからだな♪
よくよく考えたら彼の出演作何気なく観てるんですよ。
あの「バブルボーイ」も偶然観てるし(ケーブルTVで)
「グッド・ガール」もレンタルで観た。(ジェイクだという認識なし)
「ドニー・ダーコ」も話題になっていたから、もちろんレンタルで鑑賞済み。なのに、ジェイクってことを全く覚えてない!
きっと私の好みじゃなかったんだな、その頃のジェイクは。
それで、初めて彼だってことを認識したうえで
「プルーフ・オブ・マイライフ」を観て、
あら、ジェイク・ギレンホールってかわいいじゃない?(笑)
というところからはじまり、続けて「Jarhead」も鑑賞しちゃいましたので、私の興味は一気にBBMへと向かって行ってしまったわけです。
原作を読み、サントラも気に入ったので聴きまくり、この物語が映像では
どうなっているんだろう?とすごい期待をして公開日を待ち望んでいました。
近年、これだけ公開が待ち遠しかった映画ってないです。マジで。
前売り券買って、席まで予約して観る、なんてないですから。
だけど、おかしなものでこれだけ期待していると、「期待はずれ」
に終わるんじゃないか?って。普通に観たら、良かった〜って映画でも
期待し過ぎると、な〜んだ!この程度かってことがあるでしょう?
そんなことになりはしないか?と途中から心配になってきてしまいました。
あまり期待しちゃいけない!と自分に言い聞かせたりして・・・。
この期待度と同じ位落胆するってこともあるわけだよなぁぁぁ。
とまぁ、期待と不安の入り交じった不安定な状態で公開日を迎えました。
しかし、すべては杞憂に終わりました。
つづく
この映画を語るうえでは秋林さんからの情報は無視できませんっ!本当に。
おそらく一番最初にこの映画の情報を知ったのは秋林さんの日記からだと
思います。さっき、ずっとさかのぼって調べたら初出し情報は9月7日。
この時の私の反応と言えば、
ヒース・レジャーは知ってるけどそれほど好きでもないし
ジェイク・ギレンホールにいたっては、え?誰っ?(ひゃ〜!)
という、ものすんごい鈍い反応だったのです。(苦笑)
ゲイのカウボーイの映画ぁ?ふぅ〜ん。アン・リー監督って
「グリーン・ディスティ二ー」の?へぇ〜なんていう感じ。
その後も、秋林さんの日記でたびたび目にするBBM情報。
ゲイの映画かーーどうなんだろうな〜でもちょっと観てみたいかも?
徐々に洗脳されていった感じです。
でも、一番大きかったのはジェイクがかわいかったからだな♪
よくよく考えたら彼の出演作何気なく観てるんですよ。
あの「バブルボーイ」も偶然観てるし(ケーブルTVで)
「グッド・ガール」もレンタルで観た。(ジェイクだという認識なし)
「ドニー・ダーコ」も話題になっていたから、もちろんレンタルで鑑賞済み。なのに、ジェイクってことを全く覚えてない!
きっと私の好みじゃなかったんだな、その頃のジェイクは。
それで、初めて彼だってことを認識したうえで
「プルーフ・オブ・マイライフ」を観て、
あら、ジェイク・ギレンホールってかわいいじゃない?(笑)
というところからはじまり、続けて「Jarhead」も鑑賞しちゃいましたので、私の興味は一気にBBMへと向かって行ってしまったわけです。
原作を読み、サントラも気に入ったので聴きまくり、この物語が映像では
どうなっているんだろう?とすごい期待をして公開日を待ち望んでいました。
近年、これだけ公開が待ち遠しかった映画ってないです。マジで。
前売り券買って、席まで予約して観る、なんてないですから。
だけど、おかしなものでこれだけ期待していると、「期待はずれ」
に終わるんじゃないか?って。普通に観たら、良かった〜って映画でも
期待し過ぎると、な〜んだ!この程度かってことがあるでしょう?
そんなことになりはしないか?と途中から心配になってきてしまいました。
あまり期待しちゃいけない!と自分に言い聞かせたりして・・・。
この期待度と同じ位落胆するってこともあるわけだよなぁぁぁ。
とまぁ、期待と不安の入り交じった不安定な状態で公開日を迎えました。
しかし、すべては杞憂に終わりました。
つづく
ミュンヘン 〜Munich〜
2006年2月19日 新作映画感想 コメント (1)
近くのシネコンで公開日のレイトショーにて鑑賞。
さすがに話題作だけあって、ほぼ満席であった。
2月に入って1本目の鑑賞作品。
***********************************
1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中にイスラエル選手団がパレスチナゲリリラの襲撃を受け、11人が死亡した。イスラエルの機密情報機関は報復のために暗殺チームを編成し、メンバーをヨーロッパへ送り込む。
***********************************
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナーほか
出演:エリック・バナ
ジェフリー・ラッシュ
ダニエル・クレイグ
マチュー・カソピッツ ほか
上映時間 164分
私には久々に観るスピルバーグ作品であった。
昨年の「宇宙戦争」はパスしたので、「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」
以来観るスピルバーグ作品だった。
まず、この映画が実際に起こった事件をもとに製作されているという
ことだが、私はこのオリンピックのときに起こった事件を恥ずかしながら
知らなかったのである。どこかで耳にしたことはあるのかもしれないが
ほとんど全てのことが初めて聞くことであった。
しかし、知れば知るほどあまりに衝撃的で悲惨な事件である。
実際に起きた事件であるから、当時のニュース映像なども効果的に
映画の中で使われていた。それがさらにリアルな感じを引き出していた。
そして、この事件をきっかけに「報復」が始まる。
まるで映画の世界のようなことが現実に行われていたことに
さらに衝撃を受けた。
しかも、それがいかにも素人っぽい4人が実行していたとは驚きである。
とにかく、血なまぐさいシーンが多いのに彼らの行動が最初はあまりに
素人っぽくて失笑してしまった。
事件に関係した人間をひとりずつ消していくのだが、方法はすべて
爆弾である。証拠を残さないための手段なのだが、爆弾の量が多すぎて
自分達にも被害が及びそうになったり、観ているこちらがハラハラ
してしまう。
やがて、少しずつ「実行」にも慣れて来た頃に、今度は自分達が
狙われていることに気付く。そして、仲間が殺されたことをきっかけに
少しずつ歯車が狂い始める。
追う立場が逆転し、今度は今まで自分達がやってきたことを
自分達が受ける立場になったことを思い知ることになる。
そして全てに疑心暗鬼になって心の休まる間もなくなってしまう。
我々の祖国のためにと信じてやってきたことは何だったのだろうか?
結局、報復は連鎖し、永遠に終わることはない。
ひとり殺せばまたその後がまが出てくる。
すると、またそいつを殺さなくてはならない。
いくらやっても終わることのない、空しくて哀しい行為なのだ。
ラストシーンのうす暗い背景のバックに、今はなき貿易センタービルの
ツインタワーがそびえ立っている。
それは何を象徴するのか、語らずとも明白である。
スピルバーグはこれまでにも「シンドラーのリスト」や
「セイビング・プライベート・ライアン」など戦争映画を撮っているが
この「ミュンヘン」は厳密には戦争映画ではないが、それに匹敵するくらい
の意味がある作品だと思う。
アカデミー作品賞にもノミネートされている本作である。
見応えは十分である。
*「クラッシュ」もそうだが、この作品も多くの人に観てもらいたい
作品のひとつであると思う。
それにしても、今年のアカデミーは良い作品が多くてどんな波乱が
あるのか楽しみである。
さすがに話題作だけあって、ほぼ満席であった。
2月に入って1本目の鑑賞作品。
***********************************
1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中にイスラエル選手団がパレスチナゲリリラの襲撃を受け、11人が死亡した。イスラエルの機密情報機関は報復のために暗殺チームを編成し、メンバーをヨーロッパへ送り込む。
***********************************
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナーほか
出演:エリック・バナ
ジェフリー・ラッシュ
ダニエル・クレイグ
マチュー・カソピッツ ほか
上映時間 164分
私には久々に観るスピルバーグ作品であった。
昨年の「宇宙戦争」はパスしたので、「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」
以来観るスピルバーグ作品だった。
まず、この映画が実際に起こった事件をもとに製作されているという
ことだが、私はこのオリンピックのときに起こった事件を恥ずかしながら
知らなかったのである。どこかで耳にしたことはあるのかもしれないが
ほとんど全てのことが初めて聞くことであった。
しかし、知れば知るほどあまりに衝撃的で悲惨な事件である。
実際に起きた事件であるから、当時のニュース映像なども効果的に
映画の中で使われていた。それがさらにリアルな感じを引き出していた。
そして、この事件をきっかけに「報復」が始まる。
まるで映画の世界のようなことが現実に行われていたことに
さらに衝撃を受けた。
しかも、それがいかにも素人っぽい4人が実行していたとは驚きである。
とにかく、血なまぐさいシーンが多いのに彼らの行動が最初はあまりに
素人っぽくて失笑してしまった。
事件に関係した人間をひとりずつ消していくのだが、方法はすべて
爆弾である。証拠を残さないための手段なのだが、爆弾の量が多すぎて
自分達にも被害が及びそうになったり、観ているこちらがハラハラ
してしまう。
やがて、少しずつ「実行」にも慣れて来た頃に、今度は自分達が
狙われていることに気付く。そして、仲間が殺されたことをきっかけに
少しずつ歯車が狂い始める。
追う立場が逆転し、今度は今まで自分達がやってきたことを
自分達が受ける立場になったことを思い知ることになる。
そして全てに疑心暗鬼になって心の休まる間もなくなってしまう。
我々の祖国のためにと信じてやってきたことは何だったのだろうか?
結局、報復は連鎖し、永遠に終わることはない。
ひとり殺せばまたその後がまが出てくる。
すると、またそいつを殺さなくてはならない。
いくらやっても終わることのない、空しくて哀しい行為なのだ。
ラストシーンのうす暗い背景のバックに、今はなき貿易センタービルの
ツインタワーがそびえ立っている。
それは何を象徴するのか、語らずとも明白である。
スピルバーグはこれまでにも「シンドラーのリスト」や
「セイビング・プライベート・ライアン」など戦争映画を撮っているが
この「ミュンヘン」は厳密には戦争映画ではないが、それに匹敵するくらい
の意味がある作品だと思う。
アカデミー作品賞にもノミネートされている本作である。
見応えは十分である。
*「クラッシュ」もそうだが、この作品も多くの人に観てもらいたい
作品のひとつであると思う。
それにしても、今年のアカデミーは良い作品が多くてどんな波乱が
あるのか楽しみである。
ジャーヘッド 〜Jarhead〜
2006年2月19日 新作映画感想
この映画では主人公がひとりも殺さない
かつての戦争映画とは一線を画し
みたこともない人間ドラマが展開する
(チラシより抜粋)
***********************************
祖父、父に次いで海兵隊に入隊した青年スオフォード(ジェイク・ジレンホール)は過酷な訓練を経て偵察狙撃隊STAの一員としてサウジアラビアに派遣される。しかし、サウジアラビアに来て当面の任務は油田の警備だった・・・そして長い忍耐の日々が始まる。
***********************************
監督:サム・メンデス
原案:アンソニー・スオフォード
脚本:ウィリアム・プロイルズ・ジュニア
出演:ジェイク・ジレンホール
ジェイミー・フォックス
ピーター・サースガード
クリス・クーパー
上映時間 123分
1991年1月 湾岸戦争勃発。
その湾岸戦争に赴いたアメリカ海兵隊員アンソニー・スオフォードが
自らの戦場での体験を書いた「ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白」
が原作。
戦争を思いきり否定するでもなく、もちろん肯定するでもなく、
淡々と物語は進んで行く。スオフォード自身があの戦争で体験したのは、
たしかに”普通”の戦争とは違っていた。
現地に着任してすぐに指揮官(クリス・クーパー)から作戦の話を聞かされ、思いきり煽動されすぐにでも飛び出して行きそうな雰囲気の兵士たち。
しかし、そこから長い長いただ待つだけの日々が始まる。
敵のいない砂丘に向かって手りゅう弾を投げる。想像の地雷原を進む。
殺すか殺されるか?という緊張の連続であれば、それは想像を超えた
ストレスであろうと思う。
しかし、兵士として戦地に赴いたはずが慣れない砂漠で、
毎日することもない。それはそれで違うストレスになるんだってこと。
いったい、何しに来たんだっけ?という拍子抜けな感じである。
大げさで派手な戦闘シーンはないし、目の前で誰かが殺されたり、
逆に彼が殺したりというシーンもない。
しかし、アメリカ軍の爆撃によって黒焦げになった屍体や砂漠の中に転がっている死体を目にした彼は、戦わずとも静かに確実に何かを感じる。
油田に火を放たれてオイルの雨が降る中を歩く彼の脳裏には一体何が駆け巡ったのだろう?
主人公は結局、狙撃手として行ったのにも関わらず、
1発の弾丸を敵に向かって放つことなく、戦争は終わる。
それはそれで、良かったのかもしれない。
でも、じゃあこの数カ月間は一体何のためだったのだろう?
そして、もとを正せばこの戦争って一体何のためなのだろうか?
みんな分かっているけれど、それは言いっこなしみたいなところがあって、
俺たちには政治の話は関係ないって言い切っている。そりゃあそうだ。
そうでなければ、戦争なんてやってられない。 命懸けられない。
結局、戦争って無駄なお金を使ってなーんにも生み出さないってこと。
ラストの主人公のモノローグ
「男は何年も銃を持ち そして戦争に行く 帰国し もう銃は手にしない だが その手で何をしても 女を愛したり 家を建てたり 息子のオムツをかえても その手は銃を覚えている」
すごく心に残るセリフでした。
ところで、出演者について思ったこと。
ジェイミー・フォックスが上官役で出演してますが、
クールでいい味だしてます。自分の仕事に誇りと責任を持って
全うしようとする上官をカッコよく演じてて良かった。
それから、ピーター・サースガードは主人公の相方役ですが、
この人はすごく不思議な雰囲気を持った俳優ですねぇ。
他の作品も観てみないとなんとも言えないですが。
しかし、あんな色気のある兵士いないんじゃ?
ジェイク・ジレンホールは文句なしの熱演でした。
この役はレオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイヤーも
オーディション受けたらしいですが結局ジェイクに決まったらしい。
大正解だと思います。あとのふたりがこの役やるのって、ちょっと
想像がつきません。クリスマスのシーンで、サンタの帽子をかぶって
踊る姿にジェイクの役者根性を見た!偉いっ!
ものすごく練習したらしいが、どんな練習??
*Jarhead・・・高く刈り上げてお湯を入れるジャー(びん)の形を
している髪型を称して海兵隊員の呼び名となった
うすのろ、バカ、大酒飲みという軽蔑的意味もある。
完全志願制の海兵隊員を皮肉ってもいる。
かつての戦争映画とは一線を画し
みたこともない人間ドラマが展開する
(チラシより抜粋)
***********************************
祖父、父に次いで海兵隊に入隊した青年スオフォード(ジェイク・ジレンホール)は過酷な訓練を経て偵察狙撃隊STAの一員としてサウジアラビアに派遣される。しかし、サウジアラビアに来て当面の任務は油田の警備だった・・・そして長い忍耐の日々が始まる。
***********************************
監督:サム・メンデス
原案:アンソニー・スオフォード
脚本:ウィリアム・プロイルズ・ジュニア
出演:ジェイク・ジレンホール
ジェイミー・フォックス
ピーター・サースガード
クリス・クーパー
上映時間 123分
1991年1月 湾岸戦争勃発。
その湾岸戦争に赴いたアメリカ海兵隊員アンソニー・スオフォードが
自らの戦場での体験を書いた「ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白」
が原作。
戦争を思いきり否定するでもなく、もちろん肯定するでもなく、
淡々と物語は進んで行く。スオフォード自身があの戦争で体験したのは、
たしかに”普通”の戦争とは違っていた。
現地に着任してすぐに指揮官(クリス・クーパー)から作戦の話を聞かされ、思いきり煽動されすぐにでも飛び出して行きそうな雰囲気の兵士たち。
しかし、そこから長い長いただ待つだけの日々が始まる。
敵のいない砂丘に向かって手りゅう弾を投げる。想像の地雷原を進む。
殺すか殺されるか?という緊張の連続であれば、それは想像を超えた
ストレスであろうと思う。
しかし、兵士として戦地に赴いたはずが慣れない砂漠で、
毎日することもない。それはそれで違うストレスになるんだってこと。
いったい、何しに来たんだっけ?という拍子抜けな感じである。
大げさで派手な戦闘シーンはないし、目の前で誰かが殺されたり、
逆に彼が殺したりというシーンもない。
しかし、アメリカ軍の爆撃によって黒焦げになった屍体や砂漠の中に転がっている死体を目にした彼は、戦わずとも静かに確実に何かを感じる。
油田に火を放たれてオイルの雨が降る中を歩く彼の脳裏には一体何が駆け巡ったのだろう?
主人公は結局、狙撃手として行ったのにも関わらず、
1発の弾丸を敵に向かって放つことなく、戦争は終わる。
それはそれで、良かったのかもしれない。
でも、じゃあこの数カ月間は一体何のためだったのだろう?
そして、もとを正せばこの戦争って一体何のためなのだろうか?
みんな分かっているけれど、それは言いっこなしみたいなところがあって、
俺たちには政治の話は関係ないって言い切っている。そりゃあそうだ。
そうでなければ、戦争なんてやってられない。 命懸けられない。
結局、戦争って無駄なお金を使ってなーんにも生み出さないってこと。
ラストの主人公のモノローグ
「男は何年も銃を持ち そして戦争に行く 帰国し もう銃は手にしない だが その手で何をしても 女を愛したり 家を建てたり 息子のオムツをかえても その手は銃を覚えている」
すごく心に残るセリフでした。
ところで、出演者について思ったこと。
ジェイミー・フォックスが上官役で出演してますが、
クールでいい味だしてます。自分の仕事に誇りと責任を持って
全うしようとする上官をカッコよく演じてて良かった。
それから、ピーター・サースガードは主人公の相方役ですが、
この人はすごく不思議な雰囲気を持った俳優ですねぇ。
他の作品も観てみないとなんとも言えないですが。
しかし、あんな色気のある兵士いないんじゃ?
ジェイク・ジレンホールは文句なしの熱演でした。
この役はレオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイヤーも
オーディション受けたらしいですが結局ジェイクに決まったらしい。
大正解だと思います。あとのふたりがこの役やるのって、ちょっと
想像がつきません。クリスマスのシーンで、サンタの帽子をかぶって
踊る姿にジェイクの役者根性を見た!偉いっ!
ものすごく練習したらしいが、どんな練習??
*Jarhead・・・高く刈り上げてお湯を入れるジャー(びん)の形を
している髪型を称して海兵隊員の呼び名となった
うすのろ、バカ、大酒飲みという軽蔑的意味もある。
完全志願制の海兵隊員を皮肉ってもいる。
クラッシュ 〜Crash~
2006年2月16日 新作映画感想 コメント (1)
アカデミー受賞式が近付いてきましたですね。
カウントダウンもOscar.comでは始まっており、
少しずつ気持ちが盛り上がって来ている今日この頃。
映画好きの友人とオスカー予想したりしておりますが、
この「クラッシュ」は注目作なので、どうしても観て
おきたかった1本です。
新宿武蔵野館にてレイトショーで鑑賞。
***********************************
ロサンゼルス、24時ーー。ハイウェイで起こった一件の自動車事故が
思いもよらない”衝突”の連鎖反応を生み出し、さまざまな人々の運命を狂わせていく・・・。
刑事たち、自動車強盗、地方検事とその妻、TVディレクター、鍵屋とその娘、病院の受付嬢、雑貨屋の主人ーーー。様々な階層の様々な人種の彼らは予想もしない角度で交差しながら、愛を交わし、憎しみをぶつけ合い哀しみの淵に立たされる。神の見えざる手によって人生を翻弄される人間たち。
ロサンゼルスの36時間の中で沸騰する、彼らの怒り、哀しみ、憎しみ、喜び・・・。(クラッシュ HPより抜粋)
***********************************
監督/原案:ポール・ハギス
脚本/製作:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ
キャスト サンドラ・ブロック
ドン・チードル
マット・ディロン
ジェニファー・エスポジト
ブレンダン・スレイザー
クリス・”リュダクリス”・ブリッジス ほか
誰の心の中にもある思いが、この映画の中にはつまっている。
誰もがこの映画の登場人物になりうるはずだ。
差別されることに怯える一方で、別の誰かを差別し、偏見の目で見る。
恐れ、怯え、そして傲慢さはいとも容易に相手に伝わり、
それが発端となり怒りや憎しみを生み出す結果となる。
負の力で引き寄せたものは、負の力でしか返ってこない。
差別や偏見は怒りや憎しみとなっていつか自分にかえってくるということだ。
登場人物が多くて、すべての登場人物について説明はできない。
しかし、どの登場人物の話も嫌悪感と爽快感が同時に存在する。
善と悪が交差しているのだ。
ライアン巡査のように、誰かを侮辱した穢れた手が、
誰かの命を救うこともできる。
誰かの命を奪うために銃の引金を引く手が、
誰かをやさしく包むこともできる。
若手巡査(ライアン・フィリップ)が人種差別を嫌悪していながら、
見知らぬ黒人男性に向かって思わず引金を引いてしまったのは一体
なぜなのだろうか?「思わず」引いてしまったのだ。
彼の頭の中には黒人男性は銃を携帯しているはず、そしてすぐに撃って
くるに決まっているという予測のもとに行動した結果である。
はたしてそれは偏見によるものなのだろうか?
人は完璧な存在ではない。
迷いながら、間違いを犯しながら、そして様々なことを感じながら生きている
健気な存在なのだ。善にも悪にもなりうる愚かな人間を見守るかのような
俯瞰ショットが時折使われていたが、あれはやはり神の視線なのだろうか?
愚かな人間たちを上から眺めている、ということなのだろうか?
ところで、これがアカデミー賞の作品賞受賞なるかどうか?!
神のみぞ知る。
カウントダウンもOscar.comでは始まっており、
少しずつ気持ちが盛り上がって来ている今日この頃。
映画好きの友人とオスカー予想したりしておりますが、
この「クラッシュ」は注目作なので、どうしても観て
おきたかった1本です。
新宿武蔵野館にてレイトショーで鑑賞。
***********************************
ロサンゼルス、24時ーー。ハイウェイで起こった一件の自動車事故が
思いもよらない”衝突”の連鎖反応を生み出し、さまざまな人々の運命を狂わせていく・・・。
刑事たち、自動車強盗、地方検事とその妻、TVディレクター、鍵屋とその娘、病院の受付嬢、雑貨屋の主人ーーー。様々な階層の様々な人種の彼らは予想もしない角度で交差しながら、愛を交わし、憎しみをぶつけ合い哀しみの淵に立たされる。神の見えざる手によって人生を翻弄される人間たち。
ロサンゼルスの36時間の中で沸騰する、彼らの怒り、哀しみ、憎しみ、喜び・・・。(クラッシュ HPより抜粋)
***********************************
監督/原案:ポール・ハギス
脚本/製作:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ
キャスト サンドラ・ブロック
ドン・チードル
マット・ディロン
ジェニファー・エスポジト
ブレンダン・スレイザー
クリス・”リュダクリス”・ブリッジス ほか
誰の心の中にもある思いが、この映画の中にはつまっている。
誰もがこの映画の登場人物になりうるはずだ。
差別されることに怯える一方で、別の誰かを差別し、偏見の目で見る。
恐れ、怯え、そして傲慢さはいとも容易に相手に伝わり、
それが発端となり怒りや憎しみを生み出す結果となる。
負の力で引き寄せたものは、負の力でしか返ってこない。
差別や偏見は怒りや憎しみとなっていつか自分にかえってくるということだ。
登場人物が多くて、すべての登場人物について説明はできない。
しかし、どの登場人物の話も嫌悪感と爽快感が同時に存在する。
善と悪が交差しているのだ。
ライアン巡査のように、誰かを侮辱した穢れた手が、
誰かの命を救うこともできる。
誰かの命を奪うために銃の引金を引く手が、
誰かをやさしく包むこともできる。
若手巡査(ライアン・フィリップ)が人種差別を嫌悪していながら、
見知らぬ黒人男性に向かって思わず引金を引いてしまったのは一体
なぜなのだろうか?「思わず」引いてしまったのだ。
彼の頭の中には黒人男性は銃を携帯しているはず、そしてすぐに撃って
くるに決まっているという予測のもとに行動した結果である。
はたしてそれは偏見によるものなのだろうか?
人は完璧な存在ではない。
迷いながら、間違いを犯しながら、そして様々なことを感じながら生きている
健気な存在なのだ。善にも悪にもなりうる愚かな人間を見守るかのような
俯瞰ショットが時折使われていたが、あれはやはり神の視線なのだろうか?
愚かな人間たちを上から眺めている、ということなのだろうか?
ところで、これがアカデミー賞の作品賞受賞なるかどうか?!
神のみぞ知る。
←このシカの被りもののシーンがおっかしい!!
仮免検定試験に落ちた昨日、気分は有頂天とはほど遠かったが
三谷作品は「笑いの大学」を観て以来気になるので、近くのシネコンで鑑賞。
ちょうどカードのポイントもたまっていたので無料で観た。
日曜日の18:30からの上映にも関わらず場内は8割ほど席が埋まってた。
昨日の時点で100万人突破してたのね〜〜すごいね、邦画の勢いも。
***********************************
大晦日のホテルアバンティ。マジメな副支配人の新堂(役所広司)は、元妻の由美(原田美枝子)と再会して動揺。そんななか、汚職が発覚した国会議員・武藤田(佐藤浩市)がホテルに逃げ込んで来る。彼の元愛人は、客室係のハナ(松たか子)だった。
***********************************
この映画の登場人物を説明するだけでかなり大変なので、詳しくは書かない
というか書けません。
とにかく、よくこんだけ集めましたねってくらいの大人数。
そのひとりひとりのエピソードがいろいろあるんで、上映時間はちょい長め。
最初から誰と誰がどうしたという説明は不能。
説明聞くより観た方いい。
っていうかその方が早い。
しかし、こんなストーリーを考えて脚本を書く三谷幸喜は凄いね。
ちょっと長いかなぁ〜と感じたけれど、最後の最後まで笑わせてくれるから
それも許せる。
ひとつひとつのエピソードにちゃんとオチがついて、うまくまとまっている。
ところで、三谷幸喜はホテルで働いたことがあるのだろうか?
それとも、綿密な取材を重ねに重ねて脚本を書いたのだろうか??
何故ならホテルの内情にかなり詳しいからである。
細かいことはべつとして、かなり実情に近い描写だと思う。
かつてホテルで働いていたひとりとして、ホテル側の目線で
映画を観てました。
ちょっと・・・懐かしかった。
とにかく、ドタバタしてるけど最後はなんだかいい気分になれる映画かな。
仮免検定試験に落ちた昨日、気分は有頂天とはほど遠かったが
三谷作品は「笑いの大学」を観て以来気になるので、近くのシネコンで鑑賞。
ちょうどカードのポイントもたまっていたので無料で観た。
日曜日の18:30からの上映にも関わらず場内は8割ほど席が埋まってた。
昨日の時点で100万人突破してたのね〜〜すごいね、邦画の勢いも。
***********************************
大晦日のホテルアバンティ。マジメな副支配人の新堂(役所広司)は、元妻の由美(原田美枝子)と再会して動揺。そんななか、汚職が発覚した国会議員・武藤田(佐藤浩市)がホテルに逃げ込んで来る。彼の元愛人は、客室係のハナ(松たか子)だった。
***********************************
この映画の登場人物を説明するだけでかなり大変なので、詳しくは書かない
というか書けません。
とにかく、よくこんだけ集めましたねってくらいの大人数。
そのひとりひとりのエピソードがいろいろあるんで、上映時間はちょい長め。
最初から誰と誰がどうしたという説明は不能。
説明聞くより観た方いい。
っていうかその方が早い。
しかし、こんなストーリーを考えて脚本を書く三谷幸喜は凄いね。
ちょっと長いかなぁ〜と感じたけれど、最後の最後まで笑わせてくれるから
それも許せる。
ひとつひとつのエピソードにちゃんとオチがついて、うまくまとまっている。
ところで、三谷幸喜はホテルで働いたことがあるのだろうか?
それとも、綿密な取材を重ねに重ねて脚本を書いたのだろうか??
何故ならホテルの内情にかなり詳しいからである。
細かいことはべつとして、かなり実情に近い描写だと思う。
かつてホテルで働いていたひとりとして、ホテル側の目線で
映画を観てました。
ちょっと・・・懐かしかった。
とにかく、ドタバタしてるけど最後はなんだかいい気分になれる映画かな。
プルーフ・オブ・マイ・ライフ 〜Proof〜
2006年1月15日 新作映画感想 コメント (2)
大雨降っている中、レイトショーを観るために近くのシネコンへ。
時間的に観れるのが「男たちの大和」か「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」だったのでちょっと迷ったが、公開日ということでこちらを選択。
***********************************
輝く美貌と天賦の才能を持ちながら、天才数学者の愛する父(アンソニー・ホプキンス)の死をきっかけに、自らの人生を封印してしまったキャサリン(グウィネス・パウトロウ)。父の弟子の数学者ハル(ジェイク・ギレンホール)のやさしさと出会い、少しずつ心を開いて行くが、父の書斎から世紀の数学の<証明>(プルーフ)が見つかったことから彼女の運命は大きくかわっていく・・・。
***********************************
この写真見ると、なんともロマンチックな雰囲気プンプンなのですが、そういう雰囲気は映画の中ではほんのちっとだけです。ちっ。
余談ですが、ジェイクは結構キュートで意外といいかも?
うーーーーーーーーーーーーーーーん。
ハッキリ言ってなんともコメントしがたい作品・・・。
キャスティングは良かった。それは認める。
グウィネスもジェイクもアンソニーもそれぞれ適役だったと思う。
それに、グウィネスの演技は真に迫っていて心揺さぶられるものがあり、
ゴールデン・グローブ賞ノミネートも納得だった。
だけど、ストーリーがイマイチ・・・。
この映画、戯曲を完全映画化したものらしいが、話のポイントは一体どこに?
って感じがする。決して嫌いな映画ではないのだけれど、最高にいいっ!
とは私には言えない。何か物足りない。
時間的に観れるのが「男たちの大和」か「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」だったのでちょっと迷ったが、公開日ということでこちらを選択。
***********************************
輝く美貌と天賦の才能を持ちながら、天才数学者の愛する父(アンソニー・ホプキンス)の死をきっかけに、自らの人生を封印してしまったキャサリン(グウィネス・パウトロウ)。父の弟子の数学者ハル(ジェイク・ギレンホール)のやさしさと出会い、少しずつ心を開いて行くが、父の書斎から世紀の数学の<証明>(プルーフ)が見つかったことから彼女の運命は大きくかわっていく・・・。
***********************************
この写真見ると、なんともロマンチックな雰囲気プンプンなのですが、そういう雰囲気は映画の中ではほんのちっとだけです。ちっ。
余談ですが、ジェイクは結構キュートで意外といいかも?
うーーーーーーーーーーーーーーーん。
ハッキリ言ってなんともコメントしがたい作品・・・。
キャスティングは良かった。それは認める。
グウィネスもジェイクもアンソニーもそれぞれ適役だったと思う。
それに、グウィネスの演技は真に迫っていて心揺さぶられるものがあり、
ゴールデン・グローブ賞ノミネートも納得だった。
だけど、ストーリーがイマイチ・・・。
この映画、戯曲を完全映画化したものらしいが、話のポイントは一体どこに?
って感じがする。決して嫌いな映画ではないのだけれど、最高にいいっ!
とは私には言えない。何か物足りない。
ハリウッドが描く「ジャパン」「芸者」の世界ってどんなもんだろう?
と、ちょっと斜めに構えて観に行きましたが、意外にも良い出来で、私はそれほど違和感や反発を感じることなく鑑賞できた。
***********************************
主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、全ての希望を見失ったとき、彼女に運命の出会いが訪れる、「こんな美しい日に、悲しい顔は似合わない」そう声をかけたのは立派な身なりをした”会長”と呼ばれる、ひとりの紳士だった・・・。
「もう一度、あの人に会いたい」儚い願いを胸に少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者”さゆり”となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待っていた・・・。
***********************************
(日本語サイトより引用)
まず、日本が舞台になっている芸者の話なのに主演が日本人じゃない。
これについては私も、なんで主演が中国人なわけ?と観る前までは思っていましたが、見た目はほとんど日本人と変わらないし(日本人は顔を見れば日本人か中国人か見分けはつくけれど)話す言葉も映画の中では英語なわけだから中国人でも日本人でも特に問題はなかったと思う。
こんな描写はおかしいとか、日本の文化が間違って伝えられると困るとかいろいろな意見があるようですが、私は芸者のことだとか花街の知識はほとんどないので、アラ探しができません。
だから、どこがどう違うのかがわからないので違和感を感じなかったのかもしれません。しかし、この小説を書いている人も、映画を撮った監督もアメリカ人なのだから、あまり厳密なことを求めるのは方向が間違っているように思う。確かに、でたらめなことを映画で表現されるのは芸者について間違った知識を植え付けることになりますが、芸者はカラダを売るのではない、ということを繰り返し言っていたし、大きな誤解を招くような表現はなかったと思う。
また、これは映画であって ”エンターテイメント”なものとしてどう観るか?という視点に立って観れば全く問題のない作品ではないか。
さて、中国人女優が芸者を演じたことについて私の意見を言うと
全く問題なかった、というよりむしろ良かったと思う。
工藤夕貴も桃井かおりも健闘していたが、チャン・ツィイー、ミシェル・ヨー、そしてコン・リーの迫力には完全に負けていたと言うしかない。
特にコン・リーの情け容赦ない、いじめっぷりは良かった。
もう、どうしようもないくらいにイヤな女で憎たらしいんだけど、女同士の争いにはあの手のキャラクターは必須。コン・リーの情念のこもった破滅的な女、初桃を演じた彼女の演技には完全に引き込まれた。もうちょっと彼女の演じる初桃を観てたかったと思ったくらいで、彼女たちの演技を観て、今回のこのキャスティングには納得した。
もちろん、日本人が演じられたら良かったのにとは思ったけれど、日本であれだけの演技と英語のできる女優がいるだろうか??
(今ふと思ったが、松雪泰子ならいいかも、初桃役)
主演のチャン・ツィイーなんだけれど、実は私はあまり彼女には惹かれなかった。確かに、水のような清らかで澄み切った印象の女性で、アジアンビューティーなのは認める。しかも芯の強そうな顔をしているし、今回のさゆり役にはぴったりだったと思う。だけど・・・なんかイマイチ足りない。
子役からチャンに変わるときも自然にすんなり入れたのは良かったのだが、
色気を感じなかったなぁ。(男性の見方はおそらく違うのだろうが・・・。)
しかも、チャン・ツィイーはああ見えて意外と肩が張っているので、着物がしっくりときていなかったのが残念。
しかし、男爵に着物をやると言われてまんまと罠にはまったシーンはちょっとドキドキしましたね。カメラワークがまた良かった。
奥の入り口から着物のある部屋(カメラのある方)へ二人が向かって歩いてくる様子をとらえつつ、襖が二人が前に進むにしたがってひとつ、またひとつと両側からスッと閉められて行く。着物を見ながら向かい合い、話すふたりの様子を格子越しにカメラが捕らえる。秘められた様子とものすごい緊張感が伝わってくるシーンで印象的でした。
また、さゆりが男爵に帯をとかれ、シュッという着物と帯がこすれる音が部屋に響き渡り着物が床に散ってゆくさまは、淫靡です。
こういうところにも「ジャパン」を感じましたね。
ひとつ謎だったのが、さゆりの踊りなんだけれど、大勢の前で披露した舞台での踊りって完全に普通の踊りから完全に離れていた気がします。あの踊りは一体なんだったのか?ああいう踊りがあるのか?謎です。
なんであそこでいきなり、エビ反ってしまったんでしょう?
あれは何を表現していたのかが不明。
ストーリーは、盛り上がりに欠けてちょっとがっかり。
ラストはそう来たか〜〜と・・・。ま、良かったなぁという思いもあるにはあるんですが、そこまで引っ張らなくていいんじゃなかったの?って思った。
最後に、日本語字幕で観たのですが疲れました。
日本の話なのに英語を話しているのがおかしい、ということではなく
彼等の話す英語が聞きづらい。
字幕を読みつつも、やはり英語を聞きながら観ているわけで、するとどうも
彼等の英語に違和感を感じる。しかも、時々日本語喋ったりするし。
日本人は日本人訛りの、中国人は中国人訛りのそれぞれ特徴のある話し方をして
いましたが、日本人俳優陣より中国人俳優陣の方が英語のレベルは上でしたね。それは明白な事実。渡辺謙、工藤夕貴に関して言えば問題なかったと思う。
余談ですが、アメリカのサイトで渡辺謙のインタビュー映像を見つけたので観てみたのですが、2分以上のインタビューで感情たっぷりに映画の説明をしており、ほぼ完璧と言える英語力でした。
素晴らしい。
意外に(失礼?)良かったのは役所広司。はっきりと、大きな声で話すことが多かった彼は(彼の演じたキャラクターの性格上そうなったみたいですが)私には非常にわかりやすかった。見習いたい。
一方、桃井かおりは若い頃英国留学していたと聞いていたのでもっと期待していたが、彼女の英語が私には一番わかりづらくて聞き取れなかったです。
あの置き屋のお母さんの喋り方だからしょうがないのかもしれないんですが、ちょっときついなぁ、あの英語じゃ。
途中でアメリカ人のお偉い軍人さんが出て来て、普通の英語を話しているのを聞いたときは妙にホッとしました。
この俳優たちの英語をアメリカ人観客が2時間以上聞くのははっきり言って
しんどいと思う。そこがちょっと心配ですが、俳優の演技力で最後まで観させることができるかどうか?にかかってくるでしょう。
と、ちょっと斜めに構えて観に行きましたが、意外にも良い出来で、私はそれほど違和感や反発を感じることなく鑑賞できた。
***********************************
主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、全ての希望を見失ったとき、彼女に運命の出会いが訪れる、「こんな美しい日に、悲しい顔は似合わない」そう声をかけたのは立派な身なりをした”会長”と呼ばれる、ひとりの紳士だった・・・。
「もう一度、あの人に会いたい」儚い願いを胸に少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者”さゆり”となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待っていた・・・。
***********************************
(日本語サイトより引用)
まず、日本が舞台になっている芸者の話なのに主演が日本人じゃない。
これについては私も、なんで主演が中国人なわけ?と観る前までは思っていましたが、見た目はほとんど日本人と変わらないし(日本人は顔を見れば日本人か中国人か見分けはつくけれど)話す言葉も映画の中では英語なわけだから中国人でも日本人でも特に問題はなかったと思う。
こんな描写はおかしいとか、日本の文化が間違って伝えられると困るとかいろいろな意見があるようですが、私は芸者のことだとか花街の知識はほとんどないので、アラ探しができません。
だから、どこがどう違うのかがわからないので違和感を感じなかったのかもしれません。しかし、この小説を書いている人も、映画を撮った監督もアメリカ人なのだから、あまり厳密なことを求めるのは方向が間違っているように思う。確かに、でたらめなことを映画で表現されるのは芸者について間違った知識を植え付けることになりますが、芸者はカラダを売るのではない、ということを繰り返し言っていたし、大きな誤解を招くような表現はなかったと思う。
また、これは映画であって ”エンターテイメント”なものとしてどう観るか?という視点に立って観れば全く問題のない作品ではないか。
さて、中国人女優が芸者を演じたことについて私の意見を言うと
全く問題なかった、というよりむしろ良かったと思う。
工藤夕貴も桃井かおりも健闘していたが、チャン・ツィイー、ミシェル・ヨー、そしてコン・リーの迫力には完全に負けていたと言うしかない。
特にコン・リーの情け容赦ない、いじめっぷりは良かった。
もう、どうしようもないくらいにイヤな女で憎たらしいんだけど、女同士の争いにはあの手のキャラクターは必須。コン・リーの情念のこもった破滅的な女、初桃を演じた彼女の演技には完全に引き込まれた。もうちょっと彼女の演じる初桃を観てたかったと思ったくらいで、彼女たちの演技を観て、今回のこのキャスティングには納得した。
もちろん、日本人が演じられたら良かったのにとは思ったけれど、日本であれだけの演技と英語のできる女優がいるだろうか??
(今ふと思ったが、松雪泰子ならいいかも、初桃役)
主演のチャン・ツィイーなんだけれど、実は私はあまり彼女には惹かれなかった。確かに、水のような清らかで澄み切った印象の女性で、アジアンビューティーなのは認める。しかも芯の強そうな顔をしているし、今回のさゆり役にはぴったりだったと思う。だけど・・・なんかイマイチ足りない。
子役からチャンに変わるときも自然にすんなり入れたのは良かったのだが、
色気を感じなかったなぁ。(男性の見方はおそらく違うのだろうが・・・。)
しかも、チャン・ツィイーはああ見えて意外と肩が張っているので、着物がしっくりときていなかったのが残念。
しかし、男爵に着物をやると言われてまんまと罠にはまったシーンはちょっとドキドキしましたね。カメラワークがまた良かった。
奥の入り口から着物のある部屋(カメラのある方)へ二人が向かって歩いてくる様子をとらえつつ、襖が二人が前に進むにしたがってひとつ、またひとつと両側からスッと閉められて行く。着物を見ながら向かい合い、話すふたりの様子を格子越しにカメラが捕らえる。秘められた様子とものすごい緊張感が伝わってくるシーンで印象的でした。
また、さゆりが男爵に帯をとかれ、シュッという着物と帯がこすれる音が部屋に響き渡り着物が床に散ってゆくさまは、淫靡です。
こういうところにも「ジャパン」を感じましたね。
ひとつ謎だったのが、さゆりの踊りなんだけれど、大勢の前で披露した舞台での踊りって完全に普通の踊りから完全に離れていた気がします。あの踊りは一体なんだったのか?ああいう踊りがあるのか?謎です。
なんであそこでいきなり、エビ反ってしまったんでしょう?
あれは何を表現していたのかが不明。
ストーリーは、盛り上がりに欠けてちょっとがっかり。
ラストはそう来たか〜〜と・・・。ま、良かったなぁという思いもあるにはあるんですが、そこまで引っ張らなくていいんじゃなかったの?って思った。
最後に、日本語字幕で観たのですが疲れました。
日本の話なのに英語を話しているのがおかしい、ということではなく
彼等の話す英語が聞きづらい。
字幕を読みつつも、やはり英語を聞きながら観ているわけで、するとどうも
彼等の英語に違和感を感じる。しかも、時々日本語喋ったりするし。
日本人は日本人訛りの、中国人は中国人訛りのそれぞれ特徴のある話し方をして
いましたが、日本人俳優陣より中国人俳優陣の方が英語のレベルは上でしたね。それは明白な事実。渡辺謙、工藤夕貴に関して言えば問題なかったと思う。
余談ですが、アメリカのサイトで渡辺謙のインタビュー映像を見つけたので観てみたのですが、2分以上のインタビューで感情たっぷりに映画の説明をしており、ほぼ完璧と言える英語力でした。
素晴らしい。
意外に(失礼?)良かったのは役所広司。はっきりと、大きな声で話すことが多かった彼は(彼の演じたキャラクターの性格上そうなったみたいですが)私には非常にわかりやすかった。見習いたい。
一方、桃井かおりは若い頃英国留学していたと聞いていたのでもっと期待していたが、彼女の英語が私には一番わかりづらくて聞き取れなかったです。
あの置き屋のお母さんの喋り方だからしょうがないのかもしれないんですが、ちょっときついなぁ、あの英語じゃ。
途中でアメリカ人のお偉い軍人さんが出て来て、普通の英語を話しているのを聞いたときは妙にホッとしました。
この俳優たちの英語をアメリカ人観客が2時間以上聞くのははっきり言って
しんどいと思う。そこがちょっと心配ですが、俳優の演技力で最後まで観させることができるかどうか?にかかってくるでしょう。
イン・ハー・シューズ
2005年12月13日 新作映画感想
以前、「エリザベスタウン」か「イン・ハー・シューズ」を観るか?
で迷わず(でもないか)「エリザベスタウン」を選択して、後悔した私。
そのうち、「イン・ハー・シューズ」を観るぞ!と思っていたものの、
いつもいくシネコンで昼間しか上映しなくなり、このままじゃ観ないで終わりそう・・・と思った矢先に上映時間がレイトショーに切り替わったので
即観に行きました。
***********************************
仕事にも就かず怠惰な生活を送るマギーは身勝手な性格から姉ローズに見放され、家を出るはめに。行く当てに困ったマギーは、それまで存在さえ知らなかった、フロリダに住む祖母エラのもとへ向かう。
***********************************
キャメロン・ディアスとトニー・コレットが演じる姉妹は、
当然トニーがお姉さんでキャメロンが妹。
私の持っているイメージ通りなんだけれど、実はこの二人同じ年
なんだってね。見えなーい!
トニー・コレットの方がキャメロンよりかなりお姉さんだと思っていた。
「シックス・センス」でのハーレイ・ジョエル・オスメントの母親役が印象深かったせいかな?
それにひきかえ、キャメロン・ディアスは「メリーに首ったけ」だの
「チャーリーズエンジェル」だのいわゆるひとつの”かるーい女の子”役が多いからね・・・。
しかし、彼女も”女の子”というのもちょっと無理がある年齢・・・になってきましたね。
今回の映画のマギー同様に、そろそろ難しい年齢に差し掛かってきたなって
感じがします。今までは若さでなんとかやってこれたが、ここから先は
そういう若さで勝負もできなくなるし、かと言って母親っていうイメージでもないし、年齢的にも早い。
今回の作品はちょっと転機になるのかな?今後はこういう路線の作品に
どんどん出演するのかしら?次回作はなんだかわかりませんが・・・。
と思って調べてみたら、「シュレック3」(まだやるか?)のあと
「Holiday」っていう作品で、これもコメディーでんがな!!
出演:ジャック・ブラック、キャメロン・ディアズ、
ケイト・ウィンストレット(!好き、この人)
監督:ナンシー・メイヤーズ
ナンシー・メイヤーズって、誰だっけ?と思ったら
「恋愛適齢期」の監督でしたわ。
うーーーーん、なんかねぇ。どうなんでしょうねぇ。
このキャスティングは面白そうな気もするし、観てみたいかも・・・。
しかし、キャメロンはずっとコメディーで行くつもりなの?いいの?
反対にトニー・コレットは、イメージが定着してないし、演技もうまいので
これからもいろんな役やれそう。
話がだいぶ横道にそれましたが、
「イン・ハー・シューズ」は良かったです。
この映画、codomo的にはおすすめです。
家族って遠慮がないから、ケンカをするとこれでもかっ!って言うくらいに
言葉をぶつけて相手をものすごく傷つけてしまうことがある。
私も昔は自分の家族に対してそうだったと思う。
だから、私にもマギーとローズの姉妹のケンカは理解できる。
ローズは本当にハラワタが煮えくりかえるくらいに頭にキテるのに、もう絶対許すもんか!と思ってるのに
「絶対許せないはずなのに、やっぱり許してしまう」
私だったら許せないぞ!と思うようなことも結局、ローズは許してしまう。
やっぱりお姉さんだしね。母親のエピソードについてのシーンもお姉さんらしい気配りで、妹のマギーに不安を与えないようにしていたっていう話があって
私はそういう話によわーい。後半は結構ホロッとウルウルってくることが多かった。
私は自分も二人姉妹の姉であるがゆえ、やはり全編を通してローズの視点で映画を観ていた。
妹を受け入れながらも、最後には爆発して出て行って!と怒鳴ってしまうところや、いいカンジだった同じ事務所の上司との恋愛がうまくいかなくて、スパッと事務所を辞めて、いきなりドッグウォーカーという全く違う分野の仕事に転身してしまうところなんかを見ていると、状況は違うけれど自分を見ているような気がしてました。
なーんか、妙に潔いところに親近感を覚えました。(笑)
人にはそれぞれ、長所と短所がある。
それは仕方のないことだ。
仕方ないというか、当たり前のことだと思う。
誰もパーフェクトな人間はいない。
その不完全である自分を持て余し、開き直って、ただ甘やかして、
自堕落に生きるか?
または自分を否定して貶めることで、言い訳しながら生きるのか?
だけど、誰でもが変わりたい!と決意して行動すれば変われるのだ。
心の持ちようでこんな風に変われる人間って素晴らしい、と思う。
マギーが祖母のエラ(シャーリー・マクレーン)のもとで仕事を手伝い、
眼の見えない老人に乞われて本の音読をするチャレンジングなシーンは
私の好きなシーンのひとつだ。
また、ローズが弁護士事務所を辞めて、ドッグウォーカーの仕事を
はじめてから、元同僚のサイモンと再会して恋に落ち、いきいきとした
女性に変わって行く過程は観ていて嬉しくなった。
恋をして、愛されることによって自分に自信が持てるようになると
人は変われるのだな、と改めて恋することの素晴らしさと大切さを
しみじみと感じた。
行き詰まっている人、現状を打開したい人が観るといいかもしれない。
久しぶりにこういう映画を観れて良かったな〜というカンジ。
で迷わず(でもないか)「エリザベスタウン」を選択して、後悔した私。
そのうち、「イン・ハー・シューズ」を観るぞ!と思っていたものの、
いつもいくシネコンで昼間しか上映しなくなり、このままじゃ観ないで終わりそう・・・と思った矢先に上映時間がレイトショーに切り替わったので
即観に行きました。
***********************************
仕事にも就かず怠惰な生活を送るマギーは身勝手な性格から姉ローズに見放され、家を出るはめに。行く当てに困ったマギーは、それまで存在さえ知らなかった、フロリダに住む祖母エラのもとへ向かう。
***********************************
キャメロン・ディアスとトニー・コレットが演じる姉妹は、
当然トニーがお姉さんでキャメロンが妹。
私の持っているイメージ通りなんだけれど、実はこの二人同じ年
なんだってね。見えなーい!
トニー・コレットの方がキャメロンよりかなりお姉さんだと思っていた。
「シックス・センス」でのハーレイ・ジョエル・オスメントの母親役が印象深かったせいかな?
それにひきかえ、キャメロン・ディアスは「メリーに首ったけ」だの
「チャーリーズエンジェル」だのいわゆるひとつの”かるーい女の子”役が多いからね・・・。
しかし、彼女も”女の子”というのもちょっと無理がある年齢・・・になってきましたね。
今回の映画のマギー同様に、そろそろ難しい年齢に差し掛かってきたなって
感じがします。今までは若さでなんとかやってこれたが、ここから先は
そういう若さで勝負もできなくなるし、かと言って母親っていうイメージでもないし、年齢的にも早い。
今回の作品はちょっと転機になるのかな?今後はこういう路線の作品に
どんどん出演するのかしら?次回作はなんだかわかりませんが・・・。
と思って調べてみたら、「シュレック3」(まだやるか?)のあと
「Holiday」っていう作品で、これもコメディーでんがな!!
出演:ジャック・ブラック、キャメロン・ディアズ、
ケイト・ウィンストレット(!好き、この人)
監督:ナンシー・メイヤーズ
ナンシー・メイヤーズって、誰だっけ?と思ったら
「恋愛適齢期」の監督でしたわ。
うーーーーん、なんかねぇ。どうなんでしょうねぇ。
このキャスティングは面白そうな気もするし、観てみたいかも・・・。
しかし、キャメロンはずっとコメディーで行くつもりなの?いいの?
反対にトニー・コレットは、イメージが定着してないし、演技もうまいので
これからもいろんな役やれそう。
話がだいぶ横道にそれましたが、
「イン・ハー・シューズ」は良かったです。
この映画、codomo的にはおすすめです。
家族って遠慮がないから、ケンカをするとこれでもかっ!って言うくらいに
言葉をぶつけて相手をものすごく傷つけてしまうことがある。
私も昔は自分の家族に対してそうだったと思う。
だから、私にもマギーとローズの姉妹のケンカは理解できる。
ローズは本当にハラワタが煮えくりかえるくらいに頭にキテるのに、もう絶対許すもんか!と思ってるのに
「絶対許せないはずなのに、やっぱり許してしまう」
私だったら許せないぞ!と思うようなことも結局、ローズは許してしまう。
やっぱりお姉さんだしね。母親のエピソードについてのシーンもお姉さんらしい気配りで、妹のマギーに不安を与えないようにしていたっていう話があって
私はそういう話によわーい。後半は結構ホロッとウルウルってくることが多かった。
私は自分も二人姉妹の姉であるがゆえ、やはり全編を通してローズの視点で映画を観ていた。
妹を受け入れながらも、最後には爆発して出て行って!と怒鳴ってしまうところや、いいカンジだった同じ事務所の上司との恋愛がうまくいかなくて、スパッと事務所を辞めて、いきなりドッグウォーカーという全く違う分野の仕事に転身してしまうところなんかを見ていると、状況は違うけれど自分を見ているような気がしてました。
なーんか、妙に潔いところに親近感を覚えました。(笑)
人にはそれぞれ、長所と短所がある。
それは仕方のないことだ。
仕方ないというか、当たり前のことだと思う。
誰もパーフェクトな人間はいない。
その不完全である自分を持て余し、開き直って、ただ甘やかして、
自堕落に生きるか?
または自分を否定して貶めることで、言い訳しながら生きるのか?
だけど、誰でもが変わりたい!と決意して行動すれば変われるのだ。
心の持ちようでこんな風に変われる人間って素晴らしい、と思う。
マギーが祖母のエラ(シャーリー・マクレーン)のもとで仕事を手伝い、
眼の見えない老人に乞われて本の音読をするチャレンジングなシーンは
私の好きなシーンのひとつだ。
また、ローズが弁護士事務所を辞めて、ドッグウォーカーの仕事を
はじめてから、元同僚のサイモンと再会して恋に落ち、いきいきとした
女性に変わって行く過程は観ていて嬉しくなった。
恋をして、愛されることによって自分に自信が持てるようになると
人は変われるのだな、と改めて恋することの素晴らしさと大切さを
しみじみと感じた。
行き詰まっている人、現状を打開したい人が観るといいかもしれない。
久しぶりにこういう映画を観れて良かったな〜というカンジ。